全国味噌特集2024
24年上期(1~6月)の味噌市場は、出荷量が前年同期を下回った。食生活の変化や時短・簡便性の訴求、人口減少が招く市場全体のシュリンクなど、要因は多々挙げられる。昨年、中国による水産物加工品の輸入停止や北米の在庫調整などで大きく減少した輸出量は現在回復傾向にある。(志賀愛美)
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◆全国味噌特集:上期出荷量減少 輸出は回復傾向
調味料 特集 2024.09.25●原料米の高騰続く 24年上期(1~6月)の味噌市場は、出荷量が前年同期を下回った。食生活の変化や時短・簡便性の訴求、人口減少が招く市場全体のシュリンクなど、要因は多々挙げられる。昨年、中国による水産物加工品の輸入停止や北米の在庫調整などで大きく減…続きを読む
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全国味噌特集:出荷=24年上期は4.8%減 数量減に回復の兆しなく
調味料 特集 2024.09.25全国46組合781社が加盟する全国味噌工業協同組合連合会(全味工連)によると、24年上期(1~6月)の出荷量は17万0186tと前年比3.6%減だった。前年より6405t減少した。有力メーカーの本社工場減産の影響が大きく、24年通期も前年の総出荷量3…続きを読む
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全国味噌特集:輸出=PR効果で認知拡大 欧州・カナダで飛躍的伸長
調味料 特集 2024.09.25欧州・北米での「MISO需要」が高まっている。味噌は農林水産省の輸出重点品目27品目に指定されており、昨年10月には輸出促進法に基づき、全味工連が品目団体に認定された。今後も加速が予想される味噌の輸出動向に注目したい。 財務省貿易統計によると、20…続きを読む
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全国味噌特集:佐野みそ亀戸本店 味噌の多様な魅力伝える
調味料 特集 2024.09.25佐野味噌醤油は1934年創業の味噌専門店だ。佐野みそ亀戸本店(東京・亀戸)を中心に、各店舗ではメーンの味噌量り売りコーナーや210gの「噌(にぎやか)カップ」のほか、漬物や麹などの食品も扱っている。イートインや社内資格制度などを始めたのは3代目の佐野…続きを読む
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全国味噌特集:最需要期に向け新ブランド、商品続々
調味料 特集 2024.09.25大手メーカーを中心に最需要期となる秋冬向けの新商品が出揃った。味噌カテゴリーでは新ブランドの立ち上げや、素材や風味にこだわる高価格帯の付加価値商品などが展開。即席味噌汁も新商品の投入が相次いでいる。(志賀愛美) 有機・オーガニック事業を主力に取り組…続きを読む
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全国味噌特集:24年上期(1~6月)POSデータ分析 地域性や利便性も強みに…
調味料 特集 2024.09.25日本食糧新聞社が代理販売するPOSデータ(KSP-SPが独自に集計した全国約1061店舗から構成されたデータ)を分析し、2024年1~6月の味噌の売上げランキングを作成した。上位には引き続き大手メーカーの主力商品が並ぶ。また、地域性の高い味噌や、液味…続きを読む
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全国味噌特集:原料事情=高騰続く原料用米穀
調味料 特集 2024.09.25昨年高騰した原料大豆は現在安定傾向にあるが、今年はコメの高騰によって味噌の原料価格は再び上昇している。味噌は穀類を元にした麹を使う。24年上期(1~6月)出荷量17万0186tのうち、コメ由来の麹を使う米味噌は全体の約8割に及び、大豆に次いでコメの使…続きを読む
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全国味噌特集:北海道地区=業務用の回復目立つ
調味料 特集 2024.09.252024年1~7月の北海道内味噌出荷数量(北海道味噌醤油工業協同組合調べ)は9905t(前年比6.8%減)、仕込み数量1万0067t(同6.3%減)となった。国内外からの観光客やツアーでにぎわいを取り戻してきた要因から、ホテル、ラーメン店、居酒屋、飲…続きを読む
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全国味噌特集:関東地区=多様化へ提案強化を
調味料 特集 2024.09.25関東首都圏では、全国各地の有力メーカーの定番商品が棚に並ぶ一方、個食や節約志向に応える小容量カップや液味噌タイプ、国産原料など多様化する需要に応えるアイテムが増えている。付加価値には麹や減塩に加えて、有機原料が新たに台頭しつつある。簡便性や即食性への…続きを読む
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全国味噌特集:長野地区=中小は立ち位置死守
調味料 特集 2024.09.25「信州味噌」の地元、長野県はトップメーカーから小規模な蔵まで、約100の製造業者が軒を連ねる味噌の一大産地だ。全国出荷量における県のシェアは、約55%に及ぶ。全国味噌工業協同組合連合会がまとめた2023年の県味噌実出荷量は20万2510tで、前年を0…続きを読む
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全国味噌特集:中部地区=需給両面で厳しさも
調味料 特集 2024.09.25中部地区のメーカー各社は仕入れコストなどの上昇を受けて、昨年に続き価格改定を実施している。それに伴い販売数は減少基調にあり、依然として市場環境は厳しい状況だ。また、中部地区の有力メーカーが来年3月にこれまで多くの味噌を供給していた本社工場の閉鎖を発表…続きを読む
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全国味噌特集:関西地区=多種多彩な施策推進
調味料 特集 2024.09.252024年1~6月の関西各地域の味噌出荷量(全国味噌工業協同組合連合会調べ)は、京都2087t(前年比3.0%増)、大阪250t(同4.2%減)、兵庫379t(同8.0%増)、奈良58t(3.3%減)、紀州101t(同1.9%減)、和歌山39t(2.…続きを読む
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全国味噌特集:四国地区=ブランド価値向上で新販路
調味料 特集 2024.09.25四国4県の24年1~6月味噌出荷量(全国味噌工業協同組合連合会調べ)は、徳島県2772t(前年比1.3%減)、愛媛県516t(同0.6%減)、香川県140t(同7.3%減)、高知県6t(前年並み)となった。競合他社参入や人口減少が進む厳しい市場環境を…続きを読む
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全国味噌特集:九州地区=新包装形態根付くか
調味料 特集 2024.09.25九州味噌業界では、価格改定部分での数量減はいまだ根強い。ただ、中には価格改定の影響が小さいという商品もある。例えば原料産地を限定した味噌だ。宮島醤油の「産地限定合わせみそ生」は、毎年実績が伸び続けているとしている。容量別では、企業によっては小容量のも…続きを読む