ふりかけ・お茶漬け特集
ふりかけ・お茶漬け市場は、価格改定を支える価値訴求が求められている。原材料など各種のコスト高に急な円安が重なり、収益はひっ迫。お茶漬けから始まる改定には価値向上が必須だ。ふりかけは大人のこだわり志向に応えて品質を高め、お茶漬けは新生活を乗り切る習慣にして長く使ってもらう。それぞれの市場維持策を追った。(吉岡勇樹)
-
◆ふりかけ・お茶漬け特集:価格改定支える価値訴求を
調理品・コメまわり品 特集 2022.04.22ふりかけ・お茶漬け市場は、価格改定を支える価値訴求が求められている。原材料など各種のコスト高に急な円安が重なり、収益はひっ迫。お茶漬けから始まる改定には価値向上が必須だ。ふりかけは大人のこだわり志向に応えて品質を高め、お茶漬けは新生活を乗り切る習慣に…続きを読む
-
ふりかけ・お茶漬け特集:ふりかけ 停滞続くも大人需要旺盛
調理品・コメまわり品 特集 2022.04.22ふりかけ市場は22年3月期、前年比3%減の364億円で着地したとみられ、停滞が続いている。20年に「のりたま」の発売60周年、「ゆかり」50年でコロナ禍を補ったほかは、18年からずっと減少。消費の多くを高校生までの子どもに頼り、少子化の波が着実に見て…続きを読む
-
ふりかけ・お茶漬け特集:お茶漬け 「めざまし茶づけ」継続深化
調理品・コメまわり品 特集 2022.04.22お茶漬け市場は前3月期、前年比2%減の190億円で着地したとみられる。前年の2桁成長をほぼ維持してベースアップ。コロナ共存の高止まりする家庭内食で選ばれている。食欲増進の普遍価値が再評価された。 6月からは改定を控え、新価格が適性とされ、選ばれ続け…続きを読む
-
ふりかけ・お茶漬け特集:丸美屋食品工業 レギュラー堅調 「混ぜ込み」「ソフト…
調理品・コメまわり品 特集 2022.04.22丸美屋食品工業は今期1~3月、キャラクター以外のレギュラーふりかけ売上げを微増し、堅調に推移している。キャラは昨年ヒットした「鬼滅の刃」の反動減に陥ったが、「SPY×FAMILY」を発売するなどしててこ入れ。「混ぜ込みわかめ」「ソフトふりかけ」といっ…続きを読む
-
ふりかけ・お茶漬け特集:永谷園 「めざまし茶づけ」積極展開
調理品・コメまわり品 特集 2022.04.22永谷園は朝に最適と伝える「めざまし茶づけ」企画を積極展開している。TVやSNSにCMを投下し、体験キャンペーン、大型サンプリングを行う。子どもに人気の「たらこ茶づけ」売上げを伸ばすなど着実に定着。前3月期はお茶漬け、ふりかけとも前年の特需に迫る好業績…続きを読む
-
ふりかけ・お茶漬け特集:三島食品 「かつお」新発売 売場活性化に注力
調理品・コメまわり品 特集 2022.04.22三島食品の21年12月期決算は、売上高144億円と前年比4.5%増で着地した。家庭用、業務用ともに前年実績を上回り、特に家庭用は、話題となった「ひろし」をはじめとする「ゆかり」シリーズが好調に推移した。発売51周年企画を展開した「炊き込みわかめ」シリ…続きを読む
-
ふりかけ・お茶漬け特集:田中食品 「ごはんにまぜて」 健康志向商品追加
調理品・コメまわり品 特集 2022.04.22田中食品の22年1月期決算の売上高は、ほぼ前年並みの着地となった。コロナ禍による巣ごもり需要の反動で前半は苦戦を強いられたが、後半からはレギュラー商品群や新商品の投入で堅調に推移し、前半のマイナスをカバーする結果となった。 同社では昨春、フラッグシ…続きを読む
-
ふりかけ・お茶漬け特集:Mizkan 初のクリーンラベル「はじめてのおむすび…
調理品・コメまわり品 特集 2022.04.22●小児から成長に応じて提案 Mizkanは2月、ふりかけで初となる「クリーンラベル」の「はじめてのおむすび山」を新発売した。「食品添加物に頼らない味作り」を追求して包装前面で訴える。小児から親しんでもらい、成長に応じて、提案する弁当、夜食使用に促す…続きを読む
-
ふりかけ・お茶漬け特集:ニチフリ食品 新商品「ほぐし鰹」で品質訴求
調理品・コメまわり品 特集 2022.04.22ニチフリ食品は2月から「ほぐし鰹」「梅こんぶふりかけ」を発売し、従来なかった素材、味わいが支持されて好スタートを切った。「ふりかけの起点わさび」をリニューアルするなどして伊豆産わさびの人気にも対応。品質訴求を深めた。先行するコラボふりかけは東ハトと「…続きを読む
-
ふりかけ・お茶漬け特集:フタバ 新ブランド、関東・関西でも拡販
調理品・コメまわり品 特集 2022.04.22フタバの主力商品「御飯の友」は、いりこ、醤油、製法にこだわった商品。原材料の40%以上を占めるいりこの選別は専門の従業員が担当。脂の乗り、香りや食感などに細心の注意を傾けているという。醤油の特徴はさっぱりとしてなおかつ甘辛い味。また「御飯の友」の製造…続きを読む
-
ふりかけ・お茶漬け特集:大盛食品 手間ひまかけた商品に支持 感動できる味追求
調理品・コメまわり品 特集 2022.04.22大盛食品は、「食べ物はおいしくなければ」を基本姿勢に据え、おふくろの味、忘れられない味、感動できる味を追い求めている。 最近引き合いが目立つのが、「有明産のりぶっかけ」。同品は、有明産味付け海苔に鰹削り節とアミエビをブレンドした商品。サクサク食感の…続きを読む
-
ふりかけ・お茶漬け特集:白子 ご飯周り商材を強化 ふりかけ新商品効果で
調理品・コメまわり品 特集 2022.04.22白子の21年ふりかけ・お茶漬け売上げは前年比8%増となった。ふりかけは新商品の効果もあって同146%増と大幅伸長。お茶漬けは季節商材の「七草茶漬」が同14%増、「お茶漬けサラサラプレミアム」が同6%増、普及型の縦型商品が同17%増と好調だった。 お…続きを読む
-
ふりかけ・お茶漬け特集:日本海水 「九州名産」シリーズ堅調
調理品・コメまわり品 特集 2022.04.22日本海水の21年のふりかけ・お茶漬けの売上げは20年並みとなった。ふりかけは、この春に新商品を発売した「九州名産」シリーズや、「すべてが国産原料」シリーズ、「贅沢」シリーズなどが堅調。既存商品の育成に加え新素材を使った商品開発など拡充を目指す。 九…続きを読む
-
ふりかけ・お茶漬け特集:にんべん 90g高価格品が人気 「まぐろ」今春追加
調理品・コメまわり品 特集 2022.04.22にんべんは、独自のソフトタイプのふりかけを展開している。前3月期のふりかけ部門売上げは前年比7%増と好調に推移。特に90gの「鰹節専門店の本格派ふりかけ」シリーズが伸びており、今期は従来のおかかに加え「まぐろ」を追加。主力の30gはアイテム数を絞り、…続きを読む
-
ふりかけ・お茶漬け特集:大森屋 「パリパリわかめ」シリーズ、斬新な食感で好調
調理品・コメまわり品 特集 2022.04.22大森屋の「パリパリわかめ」シリーズが好調だ。昨春上市の「韓国ごま油風味」「梅ごましそ風味」の初年度売上高(2品計)は約2億3000万円とほぼ当初想定のとおり。2月発売の「甘辛韓国ごま油風味」も2月単月で販売額1000万円と順調な滑り出し。 同シリー…続きを読む