プレミックス特集

小麦加工 2022.11.28
プレミックス特集

 プレミックス市場は、家庭用が減少し、業務用が回復基調にあり、同じコロナ禍にあっても2021年までの環境が逆転している。22年はコロナ禍の中でも、行動制限のない環境が続いている。そのため、旅行や外食といった人の流れが20年や21年に比べると活発になってきている。これらを背景に内食率の低下による家庭用の販売数量が減少している。半面、旅行による土産もの需要や外食産業へのニーズが高まっていることから業務用の販売が復調の兆しを見せている。ただし、直近になり第8波の感染拡大が不安視され、また、家庭用の需要が高まり、業務用が伸び悩む可能性が出てきた。市場環境の変化が激しい状況において、顧客の課題や生活者の新しいニーズに対応した製品の投入やサービスの提供などを行っていくことで、プレミックス市場の活性化を目指していく。(久保喜寛)