つゆ特集2024
◆つゆ特集：市場微減も収益改善 濃縮中容量・白だし・小分け 価値訴求で成長
ヤマサ醤油が提案するラーメン風そうめん、少ない具材でも満足できる、つゆの味わいを自負する
キッコーマン食品が白だしで紹介するトマトとタコのだしマリネ、茹でた麺に乗せれば清涼感のあるメニューに
つゆ単品ランキング（全国993店舗2481品中上位、23年3月～24年2月）
つゆは醤油、みりんに鰹節などの天然だしを用い、和食全般に使える現代の基礎調味料として定着している。24年3月期の市場は20年度の2桁成長からの反動減を続けたものの、縮小幅は微減になって狭まった。19年度比では伸び、特に濃縮つゆの中容量と白だし、小分けのストレートつゆが成長し、値上げなどの収益改善も進んだ。コロナ後もさらに深まる健康志向と時短・簡便ニーズに応えられるかどうか。前期動向を追い、今期商戦を展望した。（吉岡勇樹）
●時短・簡便ニーズ高まる
つゆ市場はメニュー専
