キユーピーは98年に日本で初めて市販用介護食を上市。99年にシリーズ名を「やさしい献立」に統一し、レトルトおかず、同米飯、とろみ剤、パウチゼリー飲料などを総合的に展開するトップブランドとして今日まで市場をリードし続けている。 この間、嚥下(えんげ)困難者向けの手軽な常備食というニーズに加え、歯科医らの提唱で歯の治療中の食事としての活用も浸透。さらに11年の東日本大震災発生時に支援物資としてクローズアップされたのを機に、キユーピーの取り扱いカテゴリー
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災害食は、頻発する自然災害の中でも1月の能登半島地震を契機に、人々の防災意識は一気に高まり、専業メーカーの売上げは大きく拡大。供給が受注に追いつかない状態もあったが、直近では少し落ち着いてきた。(佐藤路登世)
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