味食研の塩事業の24年7月期売上げは、前年比4.8%増で着地。値上げが利いているが、物量ベースでもわずかに伸長している。家庭用は、「焼塩」450gタイプがドラッグストアを中心に好調に推移している。売上構成比の高い業務用は売上げがコロナ前の水準に戻ってきたが、物流コスト上昇などを考慮すると、さらに適正な価格にする必要がある。 業務用は塩を加工したシーズニング・プレミックスなどの調味料が昨今、外食チェーン向けを中心に引き合いが増えている。最近も、企業間
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人口減少や健康ブームに伴う消費量減少に歯止めが利かない塩業界では、製造コストの増大と市場の縮小に苦心している。24年は全国的な梅の不作による影響を受け、生活用塩の大幅な売上げ減が各社で見込まれている。(志賀愛美)
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