左から「焼きのり4切6枚」「濃い味のり4切5枚」「濃い味のり」(スタンドパウチ)
宮城県仙台市のカネタ・ツーワンは「濃い味のり4切5枚」「焼きのり4切6枚」などの新商品を9月に発売した。主流の全形タイプが苦戦する一方、価格訴求力と利便性を合わせ持つカットタイプが注目されつつある。新たなコンセプトの商品を軸に、減退する消費に歯止めを掛けたい考えだ。
水産加工品や豆菓子などの事業を展開する同社の原点は三陸の海苔問屋。24年3月期決算の売上高は160億円を超えた。一般食品に分類される海苔の販売実績は数量ベースで前年を割り込んだものの、