全国味噌特集2025

全国味噌特集:長野地区=新たな価値の創出を急ぐ

調味料 特集 2025.03.26 12911号 10面
大手メーカーの寡占化が進む小売の棚。中小各社はポジション死守へ苦戦が続く  =長野市内のスーパー

大手メーカーの寡占化が進む小売の棚。中小各社はポジション死守へ苦戦が続く  =長野市内のスーパー

竹屋が毎年行っている恒例の地域イベント「みそプラザ」。大人気の企画「みそ詰め放題」の盛況ぶりに藤森伝太社長は「『味噌が必要』と思ってもらえている証し」と顔をほころばせる  =写真は24年9月

竹屋が毎年行っている恒例の地域イベント「みそプラザ」。大人気の企画「みそ詰め放題」の盛況ぶりに藤森伝太社長は「『味噌が必要』と思ってもらえている証し」と顔をほころばせる  =写真は24年9月

 「信州味噌」の地元、長野県はトップメーカーから小規模な蔵まで、100近い製造業者が軒を連ねる味噌の一大産地だ。全国出荷量における県のシェアは、約58%に及ぶ。全国味噌工業協同組合連合会(全味)がまとめた県の24年味噌実出荷量は2万1421tで、前年を4.9%上回った。
 全国の実出荷量が2.2%減だったのに対し県実績が順調に伸びたのは、輸出を含めて数字を伸ばす大手のけん引が原動力だが、味噌製造から撤退したマルサンアイ(愛知県)などの代替需要もプラスに

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