◇支部長に聞く 全国片栗粉組合・岩井昭治中部支部長(トーカン執行役員王将営業部長) 昨今さまざまな食品で価格改定が進む中、片栗粉の原料である北海道産バレイショでんぷん粉においては昨年に2回の価格改定と供給制限が実施され、今年10月にも再度価格改定予…続きを読む
全国片栗粉組合は、片栗粉の加工メーカーとその取引商社などで構成される。東京、中部、関西、西日本の各支部があり、32社の会員が加盟する。各支部長に市場の現状と課題について聞いた。
片栗粉の加工メーカーと、その取引商社などで構成される全国片栗粉組合は、北海道産バレイショでんぷんの安定供給体制の確立と認証マーク普及による品質の向上など、総力を挙げて市場安定化に取り組んでいる。しかしながら2023年から2度の値上げと供給制限、24年…続きを読む
片栗粉市場は、家庭用が新型コロナウイルス発生以降、家庭調理の定着によって堅調に推移している。北海道産の原料不足からメーカーは海外産の販売を増やし、主に業務用を中心に代替販売をしてきたが、依然として北海道産の需要は高い。今後の北海道のでんぷん原料用バレ…続きを読む
不二食品はSNSやホームページを通じたレシピ発信や、好調なEC販売の拡大展開など、調味料用途のさらなる認知拡大に継続して取り組む。 今期も販売は好調だ。昨年はTV番組効果による特需もあり、売上げが大きく伸びた。その後、昨夏に値上げを実施したことで、…続きを読む
日東食品工業の24年8月期昆布茶売上高は、家庭用ルートが堅調に推移し、業務用ルートや土産物ルートなどが回復傾向にあることから前年を上回っての着地となった。業務用ルートは、19年度実績には戻っていないものの、新規開拓や原料としての需要が増加傾向にあるな…続きを読む
昆布茶最大手の玉露園食品工業は1916(大正5)年の創業以来、多岐にわたる市場活性化策を展開している。飲用・料理両用途の活性化を図る事業戦略を着実に遂行しているほか、夏場の飲用需要への対応を視野に入れたアイス昆布茶の提案、YouTubeや各SNSなど…続きを読む
参入メーカーでは需要期を迎え、活性策を本格化している。広がりを見せている料理用途では、時短や栄養価値、おいしさを両立するメニュー提案がさらに進み、飲用向けでも優れたおいしさを訴求している。若者層や海外市場を視野に入れたSNSを生かした新規ユーザーの掘…続きを読む
日本食糧新聞では食品スーパーなどで頻繁に買い物する主婦層を対象に、昆布茶に関する任意の書面・口頭アンケートを不定期に実施し、本特集で結果を発表している。17年から7年ぶりとなる今回は関東・関西地域在住の主婦50人を対象に8月初旬から9月中旬までの間、…続きを読む
昆布茶の原料である昆布の国内生産量は引き続き、低水準が続いている。全道の漁業協同組合で構成される北海道漁業協同組合連合会(北海道ぎょれん)による道産昆布の生産量(供給量)によると23年は1万2245tとなり、過去最低となった22年に続く2番目に低い生…続きを読む