量販店を主戦場とする家庭用の水産練り製品は、秋冬商戦に向けた有力各社のラインアップが出揃った。とはいえ昨年を上回る高温ラッシュもあり、今年も残暑対応は必須。一部メーカーでは春夏商品の販売期間を延長する。また秋冬商品の発表・販売を従来の8~9月から分散…続きを読む
越後製菓は10月1日価格改定を行い、全商品15%から27%の値上げとなる。値上げ幅が大きくメーカー、流通ともども販売施策は難しい。仙台支店の売上構成比はもち55%、米菓40%、その他5%。柱商品のもちは、昨年のコメ高騰で需要が高まり、PI値(レジ通過…続きを読む
はたけなか製麺の25年8月期の売上げは7億円。年度最終月で欠品が起き、チャンスロスにつながった。また、値上げや景気も影響し安い商品が売れ、伸びにブレーキがかかった。白物、そばともに付加価値商品づくりに力を入れているが、古くからある商品で価格訴求型の「…続きを読む
千坂の8月決算は売上げが前年比2%増。ただ得意先の経営破綻があって、その売上げがなくなり厳しいとする。既存得意先の掘り下げ、新規獲得でカバーしていく意向。 「基幹システムを変え、時間はかかったが、今後力を発揮していくと思う」と同社の千坂晋瑛専務。「…続きを読む
国分東北の2024年10月から25年7月までの乾麺販売実績は、数量で前年比5.1%増、金額で同6.8%増と、前年を上回る結果となった。 白物では、500g前後の容量でコストパフォーマンスに優れるPB商品が好調だ。背景にはコメ代替需要の動きもあるとみ…続きを読む
コープ東北サンネット事業連合は、乾麺売場を9月中旬には秋冬商品に切り替える。猛暑が続き、ひやむぎ・そうめんがまだ売れるとはいうものの、10、11月まで並べて置くわけにはいかないためだ。25年3~8月までの乾麺の販売実績は、ひやむぎ・そうめんが数量で前…続きを読む
みすずコーポレーションは、長野で凍み豆腐を製造し創業。東北は宮城県の岩出山、福島県の立子山などの有力産地があって広く市場を形成していた。このため、同社も早い時期から営業活動を行っていて本社から乾物に強い東北の問屋を回っていた。縄で縛った凍り豆腐が店に…続きを読む
山形屋商店の仙台麩は、食品値上げを代表するような小麦粉と食用油が原料だけに、昨年1月、16年ぶりとなる値上げに踏み切った。 同時に、これまで柱商品だったサイズが大の4本入りを終売するなど、山形屋商店では商品見直しを行っている。小型化傾向にある食品で…続きを読む
カネタ・ツーワンは、2025年3月期売上げは165億円、前年比4%増。利益は前年を何とかクリアできた。商品別では、豆菓子ナッツが好調。昨年はさほどでもなかったが、今年は大きく伸びている。ドラッグストア中心に西日本に配荷し、新規で採用されている。商品は…続きを読む
値上げ続きで販売数量減、売上金額増がくっきりの海苔業界。白子仙台支店3月期の売上げは、前年比6.9%増だった。ギフトが同7%減だったほか、「味のり」同7.2%増、「焼のり」同16.8%増、お茶漬け・ふりかけ同17.9%増など。業務用は厳しかった。売上…続きを読む