木徳神糧は今期(12月期決算)、生産にまで踏み込んだ原料調達力強化や、自社ブランドの再構築、チャンスを迎えるグローバルビジネスの拡大に取り組んでいる。 同社は年間35万8000t(24年)を扱う中で、JAグループからの調達が約8割に上るため、今期、…続きを読む
コメ卸グループ最大手の神明ホールディングス(HD)は1日、川上事業に特化した川上戦略事業本部をスタートさせた。従来、アグリフードバリューチェーン構築を目指し、調達の要である農業を支援する川上事業と、加工する川中事業、外食や中食など川下事業までを一貫し…続きを読む
●国産高値で人気 国産米の高値で、代替となる外国産米需要が急増している。業務用はもとより、家庭用でも小売の店頭に並ぶケースが増えている。現在わが国は外国産米について、ミニマムアクセス(MA)米の枠内で年間77万tの玄米を輸入し、大半が加工原料や支援…続きを読む
ヤマタネが3月7日、仙台国際ホテルで開催した「持続可能な稲作研究会」で、「明るい未来の農業を目指して」をテーマに、同社河原田岩夫社長がファシリテーターを務めパネルディスカッションを行った。パネリストはJA新みやぎ佐藤由一専務ほか、若手農家代表は佐藤宏…続きを読む
製菓・製パンの開業サポートと材料提供、その加工・製造機械の販売やメンテナンスを中心に事業展開する丸冨士は、持続可能な食文化への貢献を目指し23年8月、本社内の会議室を改造し、米粉を活用したパンやスイーツの製造ラボ「未来の米工房」を立ち上げ、未来を見据…続きを読む
米菓国内トップの亀田製菓は2月、同社の地元・新潟県内のコメ農家5者との共同出資で持続可能なコメ調達を目的とした合同会社ナイスライスファームを設立した。コメ農家の高齢化や若い担い手不足により離農者や耕作放棄地が増加していることから、県内の持続的な稲作に…続きを読む
「米粉需要創出・利用促進対策事業」での国の後押しもあり、米粉の特徴を生かした新商品開発や、機械設備の導入も活発化し、米粉需要は順調に拡大。農林水産省によると、原料米需要量で23年は前年比17%増の5万3000tとなり、24年は5万4000tに達する見…続きを読む
今回のコメ騒動について、最大手の神明ホールディングス(HD)の藤尾益雄社長は「かねて近い将来、コメの不足・高騰を予想していたが、こんなに早くやってくるとは」と驚きが隠せない様子だ。一方、幸南食糧の川西孝彦社長は「コメが当たり前に食べられる未来が揺らい…続きを読む
日本のコメが過剰から不足へと加速度的に変化する中、端境期の昨年8月、売場からコメが消えた。新米が出てその状態は解消されたものの、年が明けて春になっても価格高騰が続き、令和の米騒動は現在も続いている。小売価格で長年、5kg2000円割れは当たり前、特売…続きを読む
◆米穀業界の意見・提言 ◇全国米穀販売事業共済協同組合・山崎元裕理事長 ●変革期迎える事業環境 令和の米騒動のただ中、われわれコメ卸業界の事業環境は、変革期を迎えている。各社とも長年の、足元の相場に左右される近視眼的な思考から脱却し、長期的視野…続きを読む