九州食品産業特集2025
2025.06.26九州の食品産業を見渡すと、輸出に向けた積極的な動きが目立つ。今回の特集で企業取材をする際にも、話題に上ることが多かった。国の輸出施策推進においても、ひときわ存在感を放つのがこの九州エリア。農林水産省は現在、GFPグローバル産地づくり推進事業を手掛けて…続きを読む
八ちゃん堂が、今あらためて発信強化を図ろうとしているのが米粉商品だ。同社直売所を含め、米粉商品は伸びている。背景には、アレルギー対応もあるとみる。実際、小麦アレルギーがある子どもを持つ家庭の声は切実だ。そうした家庭から、「家族皆でたこ焼きを食べられる…続きを読む
ダイショーは昨年、新ビジョンとして「“楽しい味”で世界にプラスを。」を提示。前期はプロジェクトを立ち上げ、この具現化に取り組んできた。このほか前期は、生産、管理、営業といった部門間で、役員クラスのジョブローテーションを実施。部門の垣根を超えた交流が活…続きを読む
さかえやグループでは、直近の売上げは堅調だという。高まる需要に一層対応するため、機械化を含めた生産性向上は重要との認識だ。 今年の秋冬へ向けては、「博多の味 もつ鍋 しょうゆ味」の拡販に本格的に取り組む。 BtoCでの販売強化は、同社としても注力…続きを読む
丸永製菓は今年、食感にこだわった商品として、新ブランド「弾けるしゅわしゅわアイスバー」をリリースした。開発期間に約2年を要した。出荷状況は順調だという。 夏場に合わせた商品である分、これからが本格的な需要期。炭酸氷を使ったアイスは、今までなかった革…続きを読む
ヒガシマルは1947年、鹿児島県日置市(当時の日置郡)で製粉、製麺、および精米業として創業した。その後、乾麺および即席麺を中心とした食品分野へ本格進出。同時に養魚用配合飼料の製造としても発展。1979年にヒガシマルを設立した。食品部門では現在「ヒガシ…続きを読む
サンポー食品は近年、営業拠点網を拡大してきた。2023年には東京営業所を開設。昨年は8月に広島、10月に大阪にも営業所を作った。営業所新設後は商談の引き合いも増えているという。また東京拠点ができて以降、一般消費者の問い合わせも以前より広域から入るよう…続きを読む
五木食品の始まりは1878年。熊本市で製粉、製麺の店として創業した。その後「五木そば」の発売を経て、五木ブランドを確立。1960年には棒状即席麺「アベックラーメン」を発売し、67年にはLL(ロングライフ)麺業界に参入。87年本社・工場を現在の城南町に…続きを読む
マルタイは前期増収増益で着地し、売上げは過去最高となった。商品別で見ると、昨年発売65周年を迎えた「マルタイラーメン」がけん引役となった。特に、関東での伸びが顕著だという。 現在同社は、「おかず麺」というテーマに挑んでいる。「おかずになる麺」を考案…続きを読む
フンドーダイでは今、一押しシリーズの「革命のにんにくダレ」がじわじわと広がっているという。地域で見ると中四国まで配荷が進んだ。同シリーズは、地元企業と連携して開発した商品群。この事例の認知が上がるにつれ、熊本県内企業からのコラボ相談も出始めた。 古…続きを読む
宮島醤油では、前期売上げとして、エリア別で見ると東日本が堅調だったという。業態別では業務用が伸びた。商品では、今泉マユ子氏監修のフェーズフリー商品「まゆまゆHokkori玄米ごはん」を3品発売。このほか、地元唐津の唐辛子メーカーとコラボした「赤獅子ぽ…続きを読む