Hard&Soft新春特集

◆Hard&Soft新春特集:迫られる環境・人手不足対応

機械・資材・IT 2020.01.24 12001号 11面
海外でLoopのプラットフォームにのる製品群と発送・回収用の通い容器

海外でLoopのプラットフォームにのる製品群と発送・回収用の通い容器

自治体として世界初、東京都もLoopに参画(トム・ザッキーテラサイクルCEO/前列中央左、小池百合子東京都知事/同中央右、エリック・カワバタテラサイクル日本代表/前列左から3人目)

自治体として世界初、東京都もLoopに参画(トム・ザッキーテラサイクルCEO/前列中央左、小池百合子東京都知事/同中央右、エリック・カワバタテラサイクル日本代表/前列左から3人目)

ラベルのないハートランドのボトルは使うほど凸部分が削れ、ブランド名がくっきり浮き出る

ラベルのないハートランドのボトルは使うほど凸部分が削れ、ブランド名がくっきり浮き出る

味の素グループが開発したリサイクルできるプロトタイプのLoop容器(右はコンソメ・ほんだし・丸鶏)、左はAGFのコーヒー容器

味の素グループが開発したリサイクルできるプロトタイプのLoop容器(右はコンソメ・ほんだし・丸鶏)、左はAGFのコーヒー容器

キッコーマン食品の醤油とトマトジュースのLoopリユースボトル

キッコーマン食品の醤油とトマトジュースのLoopリユースボトル

●テラサイクル、世界21ヵ国200社以上の企業が取り組む 「捨てるという概念を捨てよう」

環境や資源、人手不足などの各問題が深刻化する中、政府だけでなく民間でも早急な対応策が迫られている。環境問題で注目される動きの一つとして挙げられるのが、テラサイクル。「捨てるという概念を捨てよう」という理念で、世界21ヵ国200社以上の企業と手を組み、資源循環の仕組み作りに取り組む、ソーシャルエンタープライズだ。主な事業は(1)リサイクル困難なものを回収しリサイクルするプラットフォーム(リサイクルプログラム)(2)使用済み容器を活用した製品開発(海洋プラスチックを活用した容器製作)(3)リユース可能容器を使用したショッピングプラットフォーム「Loop(ループ)」の展開。Loopは消費財をもつ企業や流通業者を、使い捨てを主体としたサプライチェーンから持続可能なものに移行させる世界的なプラットフォーム。

2019年5月に米国東海岸でウォルグリーンズとクローガー、仏・パリでカルフールをパートナーにECサイトで実証実験を開始。20年10月には東京で、5000世帯を対象にECサイトを立ち上げる。実店舗でもイオンリテールの協力で、首都圏10ヵ所以上で実証実験を展開する。本特集では、これらの取り組みや現状・課題を取り上げる。(江端哲也)

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     ●テラサイクル、世界21ヵ国200社以上の企業が取り組む 「捨てるという概念を捨てよう」  環境や資源、人手不足などの各問題が深刻化する中、政府だけでなく民間でも早急な対応策が迫られている。環境問題で注目される動きの一 […]

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