食品缶詰業界(飲料を除く丸缶)は、21年からの値上げラッシュを経て、ようやく厳しい減益のトンネルを抜け、回復軌道に入った。円安や原料事情の悪化などコスト構造の変化に対し、価格転嫁による対応がおおむねではあるが整ったようだ。売上数量の減少という犠牲を伴ったが、消費者の節約志向とのせめぎ合いの中、コストに見合う適正価格に近づいたとはいえそう。ただ足元では急激な円高反転もあり、情勢は依然不透明だ。 主要メーカーの4~6月期業績は、極端な売上数量の減少が見
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缶詰・瓶詰・レトルト食品業界は今期も、厳しい事業環境下に置かれている。円安や原材料・資材価格の高騰、物流コスト増、エネルギー費上昇などを背景に24年も値上げが続いており、10月からも缶詰やレトルトで数社が予定する。(本 […]
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