世界に羽ばたく日本の食 外務省「食産業担当」現地ルポ(13)メキシコ 輸入促進へ協議会発足

総合 連載 2017.06.05 11535号 02面
佐々木秀明書記官

佐々木秀明書記官

日本酒普及に取組む日本とメキシコの大学生(後列中央は山田彰大使)

日本酒普及に取組む日本とメキシコの大学生(後列中央は山田彰大使)

 江戸時代初頭、太平洋を帆船で渡り、メキシコ(当時はスペイン領)にたどり着いた日本人使節団がいた。一行を率いたのは、仙台藩士の支倉常長。伊達政宗から通商交渉の命を受けていた。メキシコとの通商関係樹立というミッションは果たせなかったが、4世紀の時を経て今日、日墨間には2005年から経済連携協定が発効しており、わずか10年で両国間の貿易総額は2倍以上に増加した。このように日墨間の歴史は古く、経済上の結びつきも深い。  現在、メキシコの人口は1億2800万人

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