全国小売流通特集

全国小売流通特集:エリア動向=甲信越 業態超えた競合が加速

小売 2020.07.30 12089号 14面
長野市で42年にわたって中心市街地の顔として営業してきたイトーヨーカドー長野店は6月に閉店

長野市で42年にわたって中心市街地の顔として営業してきたイトーヨーカドー長野店は6月に閉店

イオンリテール北陸信越カンパニーは県内SMとの競争力を出すため、グループの清水商事と連携した惣菜を強化すると同時に地元商品にこだわる売場づくりも(写真は新潟県上越市のイオン下門前店)

イオンリテール北陸信越カンパニーは県内SMとの競争力を出すため、グループの清水商事と連携した惣菜を強化すると同時に地元商品にこだわる売場づくりも(写真は新潟県上越市のイオン下門前店)

 オーバーストアが叫ばれて久しい、甲信エリアの食品マーケット。人口減少や少子高齢化で消費基盤が弱体化する中で、業態を超えた競合が進む。食品スーパー(SM)業界はツルヤ(長野県)、オギノ(山梨県)の両県トップが盤石の強さで他チェーンを引き離しているが、市場全体の構図はナショナルチェーンのディスカウントストア(DS)、店舗拡大が著しいドラッグストア(DgS)などと業態を超えた競合に拍車がかかっている。過剰な出店競争を続けてきたコンビニエンスストア(CVS)チェーンは、惣菜系の充実

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