全国味噌特集

全国味噌特集:長野地区=中小、生き残りの一手模索

調味料 特集 2022.03.28 12379号 12面
コロナ禍で棚の大手偏重が加速するスーパー・量販店の味噌売場=長野市のスーパー

コロナ禍で棚の大手偏重が加速するスーパー・量販店の味噌売場=長野市のスーパー

竹屋恒例の夏祭イベント「みそプラザ」は20、21年と続けて中止。「今年は何とか再開を」(藤森伝太常務)と願う=写真は19年8月の「みそプラザ」

竹屋恒例の夏祭イベント「みそプラザ」は20、21年と続けて中止。「今年は何とか再開を」(藤森伝太常務)と願う=写真は19年8月の「みそプラザ」

 「信州味噌」の地元・長野県は大手から中小、「蔵」規模の醸造業者まで約100のメーカーがひしめく味噌大国。全国の味噌出荷量に占める県のシェアは、50%以上に及ぶ。全国味噌工業協同組合連合会がまとめた2021年の県味噌実出荷量は20万961tで、前年を0.5%下回った。ここ数年は1%前後の微増・微減で推移しており、一定の安定水準は保っているように見えるが、通常の生味噌以外で味噌関連の商品展開を多様化させる大手メーカーの伸長に対して、中小各社は右肩下がりが続いている。

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