新春特集2025第2部
2025年は、成長戦略の再構築が進む起点の年となりそうだ。昨年は賃金の伸びを踏まえて個人消費は緩やかながら回復傾向が見られたものの、物価上昇に見合う所得アップが容易ではなく、節約志向や二極化など選択の目がより厳しくなったといえる。
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◆新春特集第2部:成長戦略再構築起点の年に 垣根越えた連携で持続可能へ
特集 総合 2025.01.012025年は、成長戦略の再構築が進む起点の年となりそうだ。昨年は賃金の伸びを踏まえて個人消費は緩やかながら回復傾向が見られたものの、物価上昇に見合う所得アップが容易ではなく、節約志向や二極化など選択の目がより厳しくなったといえる。こうした環境下で、小…続きを読む
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新春特集第2部:2025年業界展望=食品卸売業 問われる新たな成長戦略
特集 卸・商社 2025.01.01◆全体最適化に機能発揮 25年の食品卸業界は次の成長に向け、中長期視点に立った戦略的取組みが求められる年となりそう。昨年は大手各社が2期連続で好業績を達成、2兆円企業が3社となるなど例年にないトピックが相次いだ。今年も値上げ継続など先行き不透明な経…続きを読む
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新春特集第2部:25年トップは語る成長戦略=国分グループ本社・國分晃社長
特集 卸・商社 2025.01.01国分グループ本社は25年、第11次長期経営計画「『食のマーケティングカンパニー』の進化~共創圏の確立~」の最終年度を迎える。5年間の総仕上げへ各目標の完遂に向け取り組みのスピードを上げるほか、あらためてゼロベースで今後の向かうべき方向に思いを巡らす年…続きを読む
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新春特集第2部:25年トップは語る成長戦略=三菱食品・京谷裕社長
特集 卸・商社 2025.01.01三菱食品は昨年5月に始動した新経営ビジョン「MS Vision 2030」で掲げた成長戦略に基づき、25年度もデジタル活用や新たな需要の獲得、人的資本強化への取り組みを加速する。今年は同社にとって創立100周年の大きな節目に当たり、重点戦略の着実な遂…続きを読む
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新春特集第2部:25年トップは語る成長戦略=日本アクセス・服部真也社長
特集 卸・商社 2025.01.01日本アクセスは24年度、従来の卸事業を基盤に強みのマーケティング力を起点としたビジネスへ力を注いでいる。売上げ規模だけでなく買上点数の拡大にこだわり、潜在需要を掘り起こす取り組みを進めてきた。25年度は第9次中計がスタートする。消費を喚起する新市場創…続きを読む
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新春特集第2部:25年トップは語る成長戦略=伊藤忠食品・岡本均社長
特集 卸・商社 2025.01.01伊藤忠食品は推進中の中期経営計画「Transform 2025~創造と循環~」を通じ、情報・商品開発・物流の強化を図っている。岡本均社長は25年の経営環境について楽観視できないとしながらも、「卸は毎日の積み上げで成り立っている」と強調。これまでに培っ…続きを読む
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新春特集第2部:25年トップは語る成長戦略=三井物産流通グループ・柴田幸介社…
特集 卸・商社 2025.01.01昨年4月、三井物産系の5社統合で誕生した三井物産流通グループは、総売上高1.3兆円超の規模感と統合シナジーを軸に新たな飛躍を目指す。25年は基幹システム刷新や会社の一体感醸成といった基盤強化と並行し、統合各社が持つ商品や物流、容器開発などの機能を融合…続きを読む
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新春特集第2部:25年トップは語る成長戦略=加藤産業・加藤和弥社長
特集 卸・商社 2025.01.01加藤産業は25年、グリーンウッド総合研究所などを通しDXの活用を図っていく。ホールディングス化した菓子卸売事業でも、展開を進める。加藤和弥社長は、卸売業として商品の価値と価格のバランスの大切さを説く。兵庫県に本社を構え、阪神・淡路大震災の発生から25…続きを読む
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新春特集第2部:25年トップは語る成長戦略=日本酒類販売・倉本隆社長
特集 卸・商社 2025.01.01日本酒類販売は物流の効率化を最重要課題の一つに掲げ同業他社との協働化を急ぐ。今後は首都圏を中心とする業務用の代理配送の取り組みを近畿・中部エリアにも広げる方針。物流業界ではドライバー不足が深刻化し物流費が増加する中、コスト高に対応するため、「物流領域…続きを読む
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新春特集第2部:25年トップは語る成長戦略=トモシアホールディングス・荒木章…
特集 卸・商社 2025.01.01トモシアホールディングス(HD)は推進中の中期経営計画「TGV2027」が今年で3年目を迎え、次世代対応へ向けた企業基盤整備を一段と加速する方針だ。デジタル活用含む生産性改善を追求しつつ、将来を支える人材育成や新たな雇用体制の確立を目指す。併行して、…続きを読む
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新春特集第2部:2025年業界展望=業務用食品卸 リベンジ消費収束 持続的成…
特集 卸・商社 2025.01.0123年のコロナ5類移行を契機に急速に息を吹き返した業務用卸業界だが、昨年は一服感が漂った。リベンジ消費による飲食店全体の活況が落ち着いてきたことに加え、実質賃金の伸び悩みによる来店頻度の低下や人手不足による営業制約が深刻化してきたのが大きい。インバウ…続きを読む
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新春特集第2部:25年トップは語る成長戦略=トーホー・古賀裕之社長
特集 卸・商社 2025.01.01トーホーは国内外の業務用市場でエリア深掘りとM&Aを再開する。初の長期ビジョン「日本、そして海外の外食ビジネスの発展に貢献するグループを目指す」を掲げた24年は、海外市場でのプレゼンス向上を狙う海外部を設け、60年超の歴史を持つSM事業から完全撤退し…続きを読む
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新春特集第2部:25年トップは語る成長戦略=ヤグチ・萩原啓太郎社長
特集 卸・商社 2025.01.01気候変動による調達リスクの高まりや国内物流需給の悪化を背景に、業務用流通分野では一次卸の存在感が再び高まっている。ヤグチ(萩原啓太郎社長)は創業80周年を迎える今年、さらなる安定供給体制の確立に向けてグローバルな調達網の拡充に取り組む一方、自社在庫を…続きを読む
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新春特集第2部:25年トップは語る成長戦略=カクヤス・佐藤順一社長
酒類 特集 卸・商社 2025.01.01カクヤスグループの2025年3月期上期業績は売上高659億5900万円(前年比3.6%増)、営業利益は7億5100万円(同33.6%減)と増収減益。飲食店向けの好調が売上げをけん引したが、社員のベースアップおよび配送能力増強のための人員増加により減益…続きを読む
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新春特集第2部:外食産業の現状と25年展望 差別化にチャンスあり 業務用食品…
特集 卸・商社 2025.01.01◇業界知り尽くす業務用食品卸トップ座談会 人手不足、物流問題などが憂慮された2024年。これらの課題は積み残されたままであり、25年はそれらの問題が顕在化しそうだ。食品メーカーと飲食店をつなぐ業務用食品卸は業務用製品の貯水ダム的な役割を果たしてきた…続きを読む
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新春特集第2部:2025年業界展望=中食 小麦値下げでバーガー充実 コメ高騰…
惣菜 特集 中食 2025.01.01昨年は令和のコメ騒動の影響を受け、これまで好調に推移してきた弁当類の値上げ・量目変更に迫られた一方で、小麦の値下げでバーガーの充実が顕在化した。今年も昨年同様に、為替の円安、原材料費、物流費、人件費などの上昇も鑑みて、当面はバーガーを中心とした、コス…続きを読む
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新春特集第2部:2025年業界展望=スーパー 人口動態の先を見据える
特集 小売 2025.01.01◆成長戦略の新たな転機に 2025年は、スーパーの主要客層として販売ボリュームを支えてきた団塊世代のすべてが後期高齢者になる。このターニングポイントを越えた先の人口動態は、店頭の品揃えにも次第に影響を及ぼしそうだ。同時に進む人口減の中で、出店やEC…続きを読む
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新春特集第2部:25年トップは語る成長戦略=日本スーパーマーケット協会・岩崎…
特集 小売 2025.01.01日本スーパーマーケット協会(JSA)は24年10月、「年収の壁」に対する協会の提言を発表した。税金に関わる「103万円の壁」をはじめ、政局に先駆けて業界内の意見集約を果たした。岩崎高治会長(ライフコーポレーション社長)は、「問題を提起した上で協会内で…続きを読む
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新春特集第2部:25年トップは語る成長戦略=サミット・服部哲也社長
特集 小売 2025.01.01サミットは23~25年度の中期経営計画を1年先延ばしにして、施策の徹底を図る。服部哲也社長は「全部やりきって終わりたい。最終25年度にすると中途半端なやり残しが出る」と語る。ただし数値目標は先延ばしせず、25年度での達成を追求する。オリジナル商品の開…続きを読む
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新春特集第2部:25年トップは語る成長戦略=全日食チェーン・平野実全日本食品…
特集 小売 2025.01.01全日食チェーン(本部=全日本食品)は今期、25~27年度までの第13次3ヵ年計画の初年度となり、小売主宰のボランタリーチェーン(VC)として結束を固め、加盟店が主体性を持って販売数値目標を必達する「数の読める体制」づくりを推進する。平野実社長は「その…続きを読む
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新春特集第2部:25年トップは語る成長戦略=セルコチェーン・井原實理事長
特集 小売 2025.01.01セルコチェーンは、共同仕入れの機能的な進化や、グループにおける位置付けの再構築に取り組む。井原實理事長は、「調達の選択肢の一つではなく、皆で販売していくボランタリー的な共同調達の原点に立ち返りたい」という。また、店長セミナーなどの教育研修は、時代に合…続きを読む
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新春特集第2部:25年トップは語る成長戦略=日本生協連・藤井喜継代表理事専務
特集 小売 2025.01.01日本生活協同組合連合会(日本生協連)は、組合員の55%を構成する60代以上のニーズ対応を深掘りすると同時に、30代以下の取り込みに向けトライアルを続ける。どちらへのアプローチにも生協が持つ総合力が重要で、それは同時に地域の困り事解決にもつながっていく…続きを読む
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新春特集第2部:2025年業界展望=コンビニエンスストア 新たな需要開拓へ
特集 小売 2025.01.01◆成長モデルを模索 コンビニエンスストア(CVS)は各社が新たな需要開拓に挑戦すべく、従来にない取組みで新たなCVS像を追求している。業界全体の店舗数はほぼ横ばいが続く中、大量出店に頼らない新たな成長モデルを模索する。(山本仁) ●店舗数の頭打ち…続きを読む
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新春特集第2部:25年トップは語る成長戦略=ローソン・竹増貞信社長
特集 小売 2025.01.016月の創業祭を中心に、さまざまなキャンペーンを実施する。商品面では各メーカーの協力を得て、50周年ならではのオリジナル商品を順次発売するほか、4月には大阪・関西万博会場内にCVSとカフェを隣接して出店する。 ローソンは25年、創業50周年を迎える節…続きを読む
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新春特集第2部:25年トップは語る成長戦略=ミニストップ 藤本明裕社長
特集 小売 2025.01.01ミニストップ(藤本明裕社長)は、21年に開始した事業利益分配モデルの契約形態「パートナーシップ(PS)契約」店が今上期で772店になった。直営店を含め、国内店舗の5割以上がかつてのロイヤルティーモデルとは異なる事業構造になった。この変化に対応した経営…続きを読む
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新春特集第2部:2025年業界展望=ドラッグストア 10兆円産業を射程内に
特集 小売 2025.01.01◆「フード&ドラッグ」加速 日本のドラッグストア(DgS)業界は10兆円産業を射程にとらえた。23年度の売上高9兆円を突破して成長を続ける小売業態として存在感を増している中、日本チェーンドラッグストア協会(JACDS)が進める「食と健康」の取組みは…続きを読む
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新春特集第2部:2025年食品界経営者アンケート=先行き不透明感に懸念
特集 総合 2025.01.01◇景況見通しは良化優勢 日本食糧新聞社・日食動向調査室は、24年11月中旬から12月前半にかけて、食品界経営者アンケートを実施した。 アンケートでは(1)25年の食品業界もしくは自社にとってのキーワードを挙げ、それをキーワードとした理由(2)25…続きを読む