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インバウンド需要の盛り上がりで観光地は活況だが…
飲食店の販売額と従業者数の推移
23年のコロナ5類移行を契機に急速に息を吹き返した業務用卸業界だが、昨年は一服感が漂った。リベンジ消費による飲食店全体の活況が落ち着いてきたことに加え、実質賃金の伸び悩みによる来店頻度の低下や人手不足による営業制約が深刻化してきたのが大きい。インバウンド需要の空前の盛り上がりに反して地方や都市郊外では個人店の廃業・撤退も目立つ。食材価格の継続的な上昇もあって卸売上高は昨年も前年比6%弱のプラスをキープしたもようだが、物流費・人件費の上昇や価格転嫁の遅れによる粗利率の低下を受
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