中部流通特集2025

愛知県を中心とした東海3県は三大都市圏の一角であり、競争が激化しやすいエリアだ。それだけに過度な競争と一線を画すには価格以上に存在価値が問われるが、この環境下でも独自の地域密着型スタイルで地元から圧倒的な支持を得ているスーパーがある。(中部支社編集部)
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◆中部流通特集:地元スーパー、価格以上の存在価値を 過度な競争との一線画す
特集 総合 2025.05.29●地域に喜ばれる店舗づくり 愛知県を中心とした東海3県は三大都市圏の一角であり、競争が激化しやすいエリアだ。それだけに過度な競争と一線を画すには価格以上に存在価値が問われるが、この環境下でも独自の地域密着型スタイルで地元から圧倒的な支持を得ているス…続きを読む
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中部流通特集:ぎゅーとら研究=清水秀隆社長 地域密着で暮らしのパートナーへ
特集 小売 2025.05.29人口減少や物価高の影響を受け、地域スーパーの経営は岐路に立たされている。そうした中、三重県伊勢市を拠点に展開するぎゅーとらは、堅実な成長を続けている。地域に根差し、日々の暮らしに寄り添う姿勢が評価されている。4月8日にぎゅーとらの清水秀隆社長に第74…続きを読む
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中部流通特集:ぎゅーとら研究=「ぎゅーとら会」 関係先企業で力強くサポート
特集 小売 2025.05.29ぎゅーとらの仕入れ先関係企業で構成する「ぎゅーとら会」は、地域密着かつ“好感度&高感度スーパー”として存在感を示すぎゅーとらを力強くサポートしている。同会の会長を務める三菱食品の篠崎伸一中部支社長にぎゅーとらに抱く印象、卸としてともに取り組みたいこと…続きを読む
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中部流通特集:ぎゅーとら研究=惣菜で新たなファンを獲得 積極的に新商品開発
特集 小売 中食 2025.05.29ぎゅーとらの惣菜は大きく分けると長年にわたり愛される定番商品と時代やニーズに応える新商品がある。「コロッケ」「カツ丼」「ミンチ串」は人気定番商品で、特にぎゅーとらコロッケは年間250万個も売れる超人気商品である。ご飯が進むだけでなく、ボリュームと味付…続きを読む
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中部流通特集:即席麺=袋麺「3食」苦戦、「5食」復権 各社周年商品で価値訴求
麺類 特集 2025.05.29即席麺市場は堅調に推移している。日本即席食品工業協会の24年4~12月即席麺総需要によると、数量・金額ともに伸長。22年から2年連続で価格改定を行ったが、他の食品に比べて大きな影響が出ていないようだ。一方、物価高やコメ価格高騰により、節約志向が高まっ…続きを読む
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中部流通特集:即席麺=日清食品 チリトマトに注力 完全メシも強化
麺類 特集 2025.05.29日清食品中部ブロック(愛知・岐阜・三重・静岡・富山・石川・福井)の前期(25年3月期)売上げは計画をクリアした。特にカップ麺の主力ブランドが軒並み好調に推移。カップライスも計画通りの順調な売れ行きを見せた。袋麺は苦戦したものの、全社では前年をクリア。…続きを読む
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中部流通特集:即席麺=東洋水産 「マルちゃん焼そば」カップ麺を投入
麺類 特集 2025.05.29東洋水産名古屋支店の前期(25年3月期)の売上げは、前年を超えて順調に推移した。主力の「マルちゃん 赤いきつねうどん」「同緑のたぬき天そば」「同麺づくり」が売上げをけん引していたほか、袋麺の「マルちゃん正麺」と「マルちゃんZUBAAAN!」が好調。3…続きを読む
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中部流通特集:即席麺=寿がきや食品 スガキヤブランド拡充
麺類 特集 2025.05.29寿がきや食品は今期(26年3月期)、前年に続いて、量販店売場での販促キャンペーン「おうちでスガキヤ」を実施するなど、東海地方を中心に284店舗展開している「スガキヤ」ブランドを生かした施策に注力する。また、4月からは今年で発売55周年を迎える袋麺「本…続きを読む
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中部流通特集:即席麺=エースコック 「わかめラーメン」拡販を
麺類 特集 2025.05.29エースコック名古屋支店の今期第1四半期(1~3月)は、ほぼ前年並みで着地。昨年が価格改定により前年比2桁増の増収であったことから、堅調に推移。 現在、同支店において主力商品となっているのは「スーパーカップ」(しょうゆ、みそ、とんこつ)と「スープはる…続きを読む
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中部流通特集:即席麺=サンヨー食品 麺屋はなび監修ラーメン「台湾カレー風味」…
麺類 特集 2025.05.29サンヨー食品はこのほど、「サッポロ一番 ご当地熱愛麺 麺屋はなび監修 元祖台湾カレー風ラーメン」と「サッポロ一番 カップスター 点天監修餃子風塩ラーメン」を発売した。 「元祖台湾カレー風ラーメン」は、名古屋の有名店「麺屋はなび」店主新山直人氏が考案…続きを読む
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中部流通特集:百貨店動向=都市部と地方の格差拡大 食品、惣菜が好調
特集 小売 2025.05.29近年、消費者のライフスタイルの変化やEC市場の拡大により、百貨店業界は縮小傾向が続いている。売上げや客数の減少が続くなど厳しい環境下にあるものの、都市部の一部ではインバウンドや高付加価値商品の展開などを武器に、業績が順調に推移している百貨店もある。一…続きを読む
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中部流通特集:百貨店動向=ジェイアール名古屋タカシマヤ JRグループと連携で…
特集 小売 2025.05.29JR名古屋駅に直結するジェイアール名古屋タカシマヤを運営するジェイアール東海高島屋は今期、開業25周年を迎え、食品部門もさらなる売上げ強化を図る。湯川雄朗営業第5部副部長に、食品部門の状況や今後の展開について話を聞いた。(後藤温子) --前期(25…続きを読む
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中部流通特集:百貨店動向=まつおか 惣菜売上げ首位店内手作り好評 週末ごちそ…
惣菜 特集 中食 2025.05.29●週末ごちそうが奏功 全国のデパ地下で和惣菜店など66店舗を展開するまつおかは、ジェイアール名古屋タカシマヤで和惣菜店「まつおか」と天ぷら惣菜店「てんとてん」を出店し2店舗とも好調だ。特に「まつおか」は高島屋の前期(25年2月期)決算期間中の売上げ…続きを読む
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中部流通特集:百貨店動向=松坂屋名古屋店 地域密着と食文化構築
特集 小売 2025.05.29名古屋市栄地区の中心地に位置し、外商をはじめとする富裕層顧客からの支持が厚い松坂屋名古屋店は5月、栄地区へ移転して100周年の節目を迎えた。昨年11月に北館全面リニューアルにより、「酒&DINING」フロアが誕生した。3月にはベーカリーショップが2店…続きを読む
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中部流通特集:百貨店動向=名古屋栄三越・星ヶ丘三越 「上質な日常」テーマに
特集 小売 2025.05.29三越伊勢丹ホールディングスの事業会社名古屋三越が展開する名古屋の中心地に位置する名古屋栄三越(名古屋三越栄店)、閑静な住宅地に立地する星ヶ丘三越(名古屋三越星ヶ丘店)は、「上質な日常」をテーマに食品部門のさらなる強化が進められている。物価高やインバウ…続きを読む
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中部流通特集:百貨店注目のテナント=矢場とん 弁当需要が高い持ち帰り専門店
特集 中食 2025.05.29●大阪・関西万博に出店 名古屋名物味噌カツの老舗「矢場とん」(名古屋市中区)は1947年創業以来、飲食店23店舗と持ち帰り専門店7店舗を展開している。 同ブランドは松坂屋名古屋店のレストランフロアに11年、地下の食品売場に13年にそれぞれ出店し、…続きを読む
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中部流通特集:百貨店注目のテナント=ベーカリーピカソ カレーパン8年連続で金…
パン・シリアル 特集 2025.05.29●新業態ケーキ店も カレーパンが人気の「ベーカリーピカソ」を展開するアートブレッド(名古屋市中村区)は、ベーカリーショップを市内に5店舗と愛知県豊明市に1店舗展開している。 同ブランドで使用している窯は、生地の中心部の温度と外皮の温度がほぼ同時に…続きを読む
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中部流通特集:春夏の新商品・注力商品
特集 総合 2025.05.29物価上昇が依然と続く中、実質賃金の伸びが伴わず消費マインドが低い状態で推移している。食品メーカーの厳しいコスト事情などから値上げが続き、加えて天候不順などにより農作物の価格が乱高下し、高値安定傾向となっている。こうした中でも各メーカーは知恵を絞り、機…続きを読む
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中部流通特集:安定供給・地産地消=三昌物産 仕入れ・販売を多角化
生鮮食品 特集 卸・商社 2025.05.29◆安定供給・地産地消 卸・メーカーの施策・方針 昨年の「令和の米騒動」を機に国産の農作物の安定供給を危惧する声が強くなっている。今回、中部地区の卸やメーカーらの安定供給に関する施策を紹介し、今後の指針を探る。(宇佐見勇一) * *…続きを読む
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中部流通特集:安定供給・地産地消=ハナノキ 設備更新工事が完了
コメ・もち・穀類 特集 卸・商社 2025.05.29◇米穀=原料米確保 ●「瑞浪工場」取扱銘柄多様化に対応 米穀卸のハナノキ(愛知県北名古屋市)は24年年8月、1時間で約500kgのコメを無洗米処理する機械を2台導入するなど、瑞浪工場(岐阜県瑞浪市)の設備更新工事を完了させた。生産性が約1.5倍向…続きを読む
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中部流通特集:安定供給・地産地消=中央製乳 生産現場へ理解増進
乳製品 牛乳・乳飲料 特集 2025.05.29◇生乳=後継者不足 ●市、JAと共同購入の提案も 愛知県を中心に「中央牛乳」で広く認知されている同県豊橋市の乳業メーカー、中央製乳は後継者不足で今後の供給が危険視される酪農家を支援するために地産地消に注力している。同時に工場見学の受け入れや出前授…続きを読む
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中部流通特集:安定供給・地産地消=カネ井青果 低温物流センター羽島市に2ヵ所…
生鮮食品 特集 卸・商社 2025.05.29◇青果=人手不足 ●パッケージ加工作業も 岐阜市の青果仲卸、カネ井青果は24年2月から既存の冷蔵施設「安八低温物流センター」(岐阜県安八町)に続く2ヵ所目の「羽島低温物流センター」(同県羽島市)を稼働させた。低温物流での直送体制を強化するとともに…続きを読む
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中部流通特集:安定供給・地産地消=尾鷲物産 製氷設備国内最大級が稼働 ブリで…
生鮮食品 特集 卸・商社 2025.05.29◇鮮魚=価格転嫁 ●ブリでシェア10%目指す 漁獲・養殖から加工、営業販売までを一気通貫で手掛ける三重県尾鷲市の尾鷲物産は4月から国内最大級の製氷能力を持つ製氷設備の稼働を開始した。空気パイプで各工場と直結。氷を作業現場まで運ぶ手間がなく、生産性…続きを読む
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中部流通特集:注目店舗=イオンリテール「イオンスタイル常滑」
特集 小売 2025.05.29小売業の競争が激化する中、商圏内で一定の顧客を囲い込んでいる店舗がある。それらの店舗は必ずしも価格競争に挑むのではなく、他にはないユニークな特色を持っていたり、商圏のニーズに迅速に応える売場作りなどで支持を得ている。今回は、中部地区のSM3店舗を取り…続きを読む
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中部流通特集:注目店舗=アオキスーパー「ららぽーとみなとアクルス店」「日進店…
特集 小売 2025.05.29●販促用ロボットを導入 従来の考え打破する店を 名古屋市中村区のアオキスーパーは4月1日、東京都品川区のUSENが提供する業務用の配膳ロボット「KettyBot」を、旗艦店の2店舗に導入した。食品をメーンとした自走式の販促用ロボットとして活用し、店…続きを読む
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中部流通特集:注目店舗=ヤマナカ「フランテロゼ覚王山」
特集 小売 2025.05.29●対面重視の売場づくり 感度高い暮らしを支える 名古屋市のヤマナカが運営するフランテロゼ覚王山は、「フランテ」にさらに高付加価値商品を揃えた「フランテロゼ」にバージョンアップして開業してから約1年半が経過した。売上げは前年同期を上回って推移しており…続きを読む
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中部流通特集:スーパーセンター業態に迫る=オークワ 最新フォーマットで磨きか…
特集 小売 2025.05.29◇スーパーセンター業態に迫る 話題のワンストップショッピング 一度の買い物で食品はもちろん、日用品雑貨も購入できるワンストップショッピングが郊外を中心に話題を呼ぶ。今回、高い利便性で多くの人でにぎわうスーパーセンター業態に迫る。(宇佐見勇一) …続きを読む
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中部流通特集:スーパーセンター業態に迫る=マキヤ 「エスポット」高い利便性に…
特集 小売 2025.05.29◇スーパーセンター業態に迫る 話題のワンストップショッピング 静岡県富士市のマキヤグループは同県に16店舗、神奈川県に5店舗、計21店舗のスーパーセンター業態「エスポット」を展開。ワンストップショッピングの高い利便性で多くの人で常時にぎわう。このほ…続きを読む
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中部流通特集:静岡西部に域外SM 利便性と低価格強み
特集 小売 2025.05.2923年以降、域外資本のSMの静岡県西部への参入が相次ぐ。現在、物価高で節約志向が著しく高いことに加えて、ガソリン価格高騰に伴い、ワンストップショッピングの高い利便性と低価格を強みにする店舗に人気が集中する。これに対抗すべく、地元SMはオリジナル商品や…続きを読む
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中部流通特集:スギヨ 復興に取組む人々をYouTubeで紹介 能登の暮らしあ…
練り製品 特集 2025.05.29能登半島地震によって被災した食品企業らが復興に向けた取り組みを進めている。能登地域で練り物製品の製造を手掛ける石川県七尾市のスギヨは、復興に向けて取り組む地域の姿を映した映像を動画投稿サイトのYouTubeで公開。能登での暮らしをあきらめずに、復興に…続きを読む
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中部流通特集:カネ美食品 オリジナルハンバーグ弁当 こだわりの味で人気
惣菜 特集 中食 2025.05.29カネ美食品は「濃厚デミの幸せハンバーグとカニコロ御膳」が「ファベックス惣菜・弁当グランプリ2025」のわが社自慢の惣菜・べんとう部門で優秀賞を受賞した。同品はリニューアル後、幅広い層に愛され、販売店舗では売上げを好調に伸ばしている。濃厚デミの幸せハン…続きを読む
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中部流通特集:イチビキ「献立いろいろみそ」×浜乙女「味のりてりやき」発売30…
調味料 水産乾物・塩蔵他 キーパーソン 特集 2025.05.29◇イチビキ・中村光一郎社長×浜乙女・服部辰雄専務 ●名古屋の味を次世代へ 企業の垣根を越えて イチビキの「献立いろいろみそ」と浜乙女の「味のりてりやき」がともに今年で発売30周年を迎える。これら2品は地元名古屋に欠かせない味として長年愛され続けて…続きを読む