つゆの素特集
つゆの素は、醤油に鰹節や昆布だしをふんだんに用い、和食全般に使える、現代の基礎調味料として定着している。市場は主力の濃縮タイプが成熟して久しい。コモディティー化が明らかで毎年の縮小を余儀なくされている。鍋つゆや白だしといったサブカテゴリーを伸ばし、全体減をカバーするのも追いつかない。超高齢化や小世帯化、健康・美容・人生志向など主な現代ニーズは顕在化。原料相場が安定しているうちに、事業継続を可能にする、次の成長戦略を示したい。（篠原里枝、西澤貴寛、深瀬雅代、吉岡勇樹）
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◆つゆの素特集：市場は縮小加速 メーンの濃縮・鍋つゆが苦戦
調味 2019.04.01つゆの素は、醤油に鰹節や昆布だしをふんだんに用い、和食全般に使える、現代の基礎調味料として定着している。市場は主力の濃縮タイプが成熟して久しい。コモディティー化が明らかで毎年の縮小を余儀なくされている。鍋つゆや白だしといったサブカテゴリーを伸ばし、全…続きを読む
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つゆの素特集：メーカー動向＝正田醤油 「肉汁」「冷汁」好発進
調味 2019.04.01●関東ご当地うどんで差別化 正田醤油は新商品の「麺でおいしい食卓 肉汁うどんつゆ」「冷汁（ひやしる）うどんつゆ」の味わいやデザインが支持され、好スタートを切った。業績は業務用中心で前11月期も増収。家庭用は価値提案を深め、「肉汁」「冷汁」とも関東ご…続きを読む
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つゆの素特集：メーカー動向＝にんべん 前期は好調に売上げ伸長
調味 2019.04.01●「ゴールド」で価値向上 にんべんは前3月期、「つゆの素」群売上げを順調に伸ばした。TVへの情報露出などが奏功し、最盛期にヤマ場を築いた。付加価値商品の「ゴールド」シリーズは前年比2桁増。商品と売場の価値、収益向上の成功例を積み重ねた。新商品は「糖…続きを読む
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つゆの素特集：メーカー動向＝丸美屋食品工業 先駆けて品揃え充実
調味 2019.04.01●「麻辣麺」新CMで拡販 丸美屋食品工業は具入りレトルトの「かけうま麺用ソース」で先駆け、家族・個食向けに品揃えを拡充している。今期は主力の「ジャージャー麺の素」の甜麺醤、風味を増すなどして商品力を向上。新商品は得意の中華メニュー「麻辣麺の素」で人…続きを読む
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つゆの素特集：メーカー動向＝Mizkan 「追いがつお」で簡単洋食を提案
調味 2019.04.01●「八方だし」など アッパーの育成へ Mizkanは今2月期、主力・濃縮の「追いがつおつゆ」で簡単な洋食提案を進める。前期の「つゆボナーラ」人気を「ポークチャップ」「スペアリブ」調理につなげる。作る楽しさを伝え、健康寿命を伸ばす。最高峰ブランドの「…続きを読む
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つゆの素特集：メーカー動向＝ヤマキ 減塩・中容量を拡充
調味 2019.04.01●白だしは5年連続2桁成長 ヤマキは2月、「お塩ひかえめめんつゆ500ml」「減塩だしつゆ300ml」を発売し、商品価値と収益を高めている。前3月期は「めんつゆ」などの主力品を、500mlをはじめとしたPET容器へ刷新して成功。強みにする中容量展開…続きを読む
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つゆの素特集：メーカー動向＝ヤマサ醤油 昆布だしを強みに
調味 2019.04.01●今春もストレートが好調 ヤマサ醤油は基幹商品「昆布つゆ」の昆布だしを強みにして、毎年改良を積み重ね、価値を向上している。今期は冷たい麺への適性を高め、豚肉レシピを提案して、汎用（はんよう）性をさらに広げる。トップシェアの麺用ストレートは、今春も好…続きを読む
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つゆの素特集：メーカー動向＝日本丸天醤油 「かきとレモンのまぜうどん」でメニ…
調味 2019.04.01【関西】日本丸天醤油は今季、つゆ商戦で売上げ前年並みを見込みながら、付加価値商品の提案に努め、利益確保体制を整えていく。新商品では付加価値シリーズに「かきとレモンのまぜうどん」をラインアップし、「揖保のつゆ」「天翔揖保のつゆ」シリーズとともに差別化提…続きを読む
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つゆの素特集：メーカー動向＝創味食品 つゆの卓上利用訴求
調味 2019.04.01●中四国・九州でも販路広がる 【関西】創味食品の今季のつゆ商戦は、看板商品「創味のつゆ」の卓上用200mlボトルタイプを中心に、だし醤油としてのちょいかけ利用など、新たな使用方法の認知拡大に努めていく。 また、醤油の嗜好（しこう）の違いから支持率…続きを読む
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つゆの素特集：メーカー動向＝盛田 「国産蟹白だし」発売
調味 2019.04.01●フレーバー白だし市場創造 【関西】盛田は、今春新商品として「盛田 国産蟹白だし」（360ml、450円）を上市した。同品は日本海産のベニズワイガニのエキスとガラパウダーを配合した、カニの風味が豊かな白だし。伸長する白だし市場で、「フレーバー白だし…続きを読む
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つゆの素特集：メーカー動向＝キッコーマン食品 「本つゆ」など連続増
調味 2019.04.01●オリジナル商材 「発酵だし」を育成 キッコーマン食品は前3月期、濃縮タイプで主力の「濃いだし本つゆ」、ストレートの「具麺」で連続増収した。「本つゆ」は濃縮4倍の汎用性が浸透し、中容量の500mlも伸ばした。「具麺」はシリーズ化した前年にトップブラ…続きを読む
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つゆの素特集：メーカー動向＝ヒガシマル醤油 ぶっかけポーションに「オリーブト…
調味 2019.04.01【関西】ヒガシマル醤油は今季、15年に業界で先駆けて発売した個食向けポーションタイプのぶっかけシリーズに新味の「オリーブトマトぶっかけうどんつゆ」を加え、全4品で改めて簡便性と汎用性を訴求する。また、昨年発売した塩分25％カット「まろやかめんつゆ」と…続きを読む
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つゆの素特集：メーカー動向＝テンヨ武田 ブランド強化で深耕
調味 2019.04.01●「ビミサン」「白だし」立て直し 【山梨】テンヨ武田のだしつゆ類主力「ビミサン」は、1964年発売のロングセラー。地元・山梨県や長野県、静岡・新潟両県の一部などに展開を絞ったエリア深耕策で、地域市場で大きなシェアを築いている。ただ、ナショナルチェー…続きを読む
