塩特集
生活スタイルの変化や家庭での調理機会の減少、減塩志向による塩分摂取抑制の動きに伴い、塩業界はマーケットの縮小が続いている。家庭用塩の消費量は減少の一途をたどり、食品製造や惣菜・給食、外食産業で使用される業務用塩も18年度は大幅に前年実績を割り込んだ。塩を取り巻く環境は厳しさを増しているが、熱中症予防などで適度な塩分摂取への理解も深まってきた。業界全体が一枚岩となり“適塩”の重要性をPRすることで、塩の価値を再訴求する取組みが大切だろう。（涌井実）
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◆塩特集：“適塩”で価値再訴求 市場縮小続く塩業界
調味 2019.08.19生活スタイルの変化や家庭での調理機会の減少、減塩志向による塩分摂取抑制の動きに伴い、塩業界はマーケットの縮小が続いている。家庭用塩の消費量は減少の一途をたどり、食品製造や惣菜・給食、外食産業で使用される業務用塩も18年度は大幅に前年実績を割り込んだ。塩…続きを読む
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塩特集：業務用＝供給量は大幅減 減塩・低塩食品が増加
調味 2019.08.1918年度に食品加工用として供給された塩は74万5000tだった。内訳は漬物用が8万t（前年比3.9％増）、味噌用が3万2000t（同5.9％減）、醤油アミノ酸用が15万5000t（同8.8％減）、水産用が14万t（同8.5％減）、調味料用が11万t（同…続きを読む
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塩特集：家庭用＝販売量4.5％減 値上げ浸透に期待
調味 2019.08.19食品スーパーやコンビニエンスストア、百貨店などで販売される家庭用塩の販売量は18年度も前年実績を下回った。財務省が6月末に発表した最新の塩需給実績によると、18年度に小売店などを通じて販売された塩（特殊用塩、特殊製法塩を含む）は19万1000t（前年比…続きを読む
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塩特集：夏本番！ 塩入りドリンク続々
調味 2019.08.19塩味を利かせた塩入りドリンクが続々発売されている。夏場の熱中症対策としての提案はもちろん、日常的な飲用にもオススメだ。 赤穂化成の「熱中対策コーラ」はカロリーゼロ、ノンカフェインの爽やかな味わい。「赤穂の天塩」を使用し、さっぱりと仕上げた。塩を使っ…続きを読む
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塩特集：くらしお 熱中症の予防で存在感 自治体やプロジェクトなどと連携
調味 2019.08.19団体・企業がその垣根を越えて連携し、塩に関する情報提供や理解促進を図る「塩と暮らしを結ぶ運動（くらしお）」が、熱中症予防の諸活動で存在感を高めている。活動3年目を迎えた今期は自治体との連携やスポーツイベントでの声かけを強化。7月3日の「塩と暮らしの日…続きを読む
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塩特集：マルニ 消費者の利便性向上 エンリッチ塩の包装形態を統一
調味 2019.08.19【関西】専業メーカーのマルニの、4～7月売上げは前年比6％増となった。6月1日の価格改定に伴う仮受注分が売り上げに寄与したため、7～10月に値上げへの理解を得る努力が正念場。原材料、人件費、物流費などの上昇に苦しんできた業界だけに「6月に値上げして収…続きを読む
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塩特集：日本精塩 フレーバー塩を再訴求 彩塩8種リニューアル
調味 2019.08.19日本精塩は、メキシコから輸入された天日塩を原料に、特殊製法塩やユーザーの要請に基づくブランド品（OEM製品）の製造販売を行う。業務用としての供給量が圧倒的だが、家庭用では「ク～ちゃん天日塩」や「彩塩」シリーズを展開。特に今春リニューアルした彩塩は、利…続きを読む
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塩特集：エスビー食品 「マジックソルト」が好調 さらなる伸びに期待
調味 2019.08.19エスビー食品の「マジックソルト」シリーズは08年に発売し、以降着実に売上げを伸ばしている。6月までの直近1年間をみても、2桁近い伸びを見せ今後もさらなる伸びが期待される。 「マジックソルト」シリーズはオリジナルとガーリック、ペッパー、シトラスの4品…続きを読む
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塩特集：鳴門塩業 鳴門ブランド定着へ 全国定番化を推し進める
調味 2019.08.19鳴門塩業は、地域性を強く打ち出した「鳴門ブランド」の定着を図る。安全性が担保された衛生的な生産設備を備え、世界トップレベルの技術で高品質な塩を安定的に供給する。特に家庭用では「鳴門」の持つポジティブなイメージを訴求した商品を展開し、首都圏を中心に販売…続きを読む
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塩特集：日本海水 価格改定浸透目指す 首都圏エリア販売強化
調味 2019.08.19国内製塩最大手の日本海水は、「日本海水食塩」や「和の豊塩（てしお）」シリーズを中心に首都圏エリアで家庭用塩の販売を強化する。国内最高水準の厳しい品質管理の下で作られた業務用塩は幅広い塩種を揃え、食品加工用として安定供給に努めている。 家庭用塩の主力…続きを読む
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塩特集：塩事業センター 生活用塩を安定供給 認知高まる減塩タイプ
調味 2019.08.19公益事業として生活用塩の安定供給に務める塩事業センターは、低価格で高品質な商品を全国に安定供給する。4月に実施した価格改定の駆け込み需要で2018年度の販売量は前年実績を上回ったが、中長期的に見て数量の減少は今後も避けられそうにない。塩に関する調査研…続きを読む
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塩特集：天塩 総合企業の存在感を 「赤穂の天塩」軸に展開
調味 2019.08.19塩とにがりのパイオニアである天塩は、基幹商品の「赤穂の天塩」シリーズを中心に家庭用塩の販売を強化する。兵庫県赤穂市が「『日本第一』の塩を産したまち 播州赤穂」という塩づくりが育んだ歴史文化のストーリーで文化庁の「日本遺産」に認定されたことを機に、あら…続きを読む
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塩特集：味の素社 低ナトリウムに取り組む やさしお“まろやかさ”強化
調味 2019.08.19味の素社は、健康塩としての低ナトリウム塩の中期的な市場拡大基調にあることから、この分野への取組みに引き続き力を注ぐ方針。塩製品の市場全体が生活者の減塩意識の高まりが主な要因となって低減傾向が続いていることに加えて、高齢化に伴う生活者の減塩意識の高まり…続きを読む
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塩特集：伯方塩業 若年層に向けてPR 「伯方の塩DRY」伸長
調味 2019.08.19【中国】伯方塩業は、業界全体が価格改定の影響で苦戦を強いられている中、前年実績を上回るなど順調に推移している。同社では、7月出荷分からの値上げを発表した影響で6月の駆け込み需要があったものの、7月以降も駆け込み需要や値上げの影響を受けることなく好調に…続きを読む
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塩特集：日本緑茶センター 「クレイジーソルト」時短調味料アピール
調味 2019.08.19●簡便、安全性武器に ハーブ＆スパイス調味料「クレイジーソルト」シリーズを展開する日本緑茶センターは、商品の持つ利便性や安全性を武器に、これ1本で味が決まる“時短調味料”として若年層へのPRを推進する。ハーブのパイオニア企業として、豊かな味わいや香…続きを読む
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塩特集：海の精 こだわりの味を届ける 醤油など加工品も堅調
調味 2019.08.19伊豆大島の海水100％を原料に、立体塩田で天日と平釜を利用した伝統的な塩作りを行う海の精は、伊豆大島の製塩場で作る「海の精 あらしお」などを販売する。ユーザー向けには食と健康についての情報提供を行うイベントや料理教室を主催するなど、食育活動にも力を注…続きを読む
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塩特集：味食研 業務用需要は安定的 新機軸に健康食品分野
調味 2019.08.19【中部】味食研の前期（19年7月期）売上高は、前期比3％増で着地。伸長要因には、市販用での新規採用が一例として挙げられる。また、売上げの大半を占める業務用では、結晶塩である「ソフト塩」と微粒で付着性に優れる「ハイソフト塩」が堅調であった。 近年は、…続きを読む
