全国味噌特集
包装資材価格や運送費の上昇、人手不足、適正価格での原料確保の問題など、味噌業界を取り巻く環境は厳しさを増している。業績面では、積極的な事業展開で収益を伸ばす大手メーカーと中小零細企業の格差が拡大。商品開発や販売・プロモーション面で差別化を図れない大多数のメーカーが苦境に立つ。業界全体の課題は家庭内での調理機会の創出。一般的な味噌に加え、液状味噌やパウダー味噌、調理味噌などの利用促進が消費拡大の鍵になりそうだ。(涌井実)
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◆全国味噌特集:環境悪化で市場停滞 調理機会創出が消費拡大の鍵
味噌・醤油 2019.09.18包装資材価格や運送費の上昇、人手不足、適正価格での原料確保の問題など、味噌業界を取り巻く環境は厳しさを増している。業績面では、積極的な事業展開で収益を伸ばす大手メーカーと中小零細企業の格差が拡大。商品開発や販売・プロモーション面で差別化を図れない大多数…続きを読む
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全国味噌特集:出荷=上半期は0.5%増 即席味噌汁向けが伸長
味噌・醤油 2019.09.18全国47組合848社が加盟する全国味噌工業協同組合連合会によると、19年上半期(1~6月)の出荷量は19万4984t(前年比0.5%増)だった。わずかながら前年実績を上回った。出荷量は減少傾向にあるが、即席味噌汁への供給が増えているため、19年通期では…続きを読む
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全国味噌特集:トレンド=求められる簡便性 液体・粉末・調理味噌など
味噌・醤油 2019.09.18味噌・即席味噌汁業界では、よりおいしく簡便で使いやすいアイテムが求められている。味噌では液状味噌やパウダー味噌に加え、そのまま使える調理味噌など利便性の高いアイテムが次々に店頭化。個食ニーズに対応する即席味噌汁への需要も高まっている。 味噌は「無添加味…続きを読む
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全国味噌特集:輸出=量・金額ともに好調 19年も過去最高を更新か
味噌・醤油 2019.09.18財務省が発表した貿易統計によると、19年上半期(1~6月)の累計輸出量は9199t(前年比9.4%増)で、前年から787t増えた。輸出金額は19億1275万円(同8.5%増)だった。輸出量は右肩上がりで伸びており、海外でも日本発の伝統的な発酵調味料とし…続きを読む
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全国味噌特集:消費=支出金額・購入数量はダウントレンド 売上げ直結するPRを
味噌・醤油 2019.09.18総務省の家計調査(2人以上世帯)によると、18年の1世帯当たりの味噌に対する支出金額は2201円(前年比4.1%減)で約94円減少した。購入数量は5194g(同0.5%増)で約26g増加した。100g当たりの平均価格は42円だった。 過去10年の消費動…続きを読む
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全国味噌特集:業界トピックス=19年上半期POSデータ分析
味噌・醤油 2019.09.18●一服感も「無添加」「減塩」が存在感 日本食糧新聞社が代理販売するPOSデータ(KSP-SPが独自に集計し、流通システム開発センターを通じて収集された全国1061店舗から構成されたデータ)を分析し、2019年上半期(1~6月)の味噌の売上げランキン…続きを読む
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全国味噌特集:業界トピックス=2019秋冬新商品 新たな挑戦に期待高まる
味噌・醤油 2019.09.18大手メーカーを中心に秋冬の新商品が出揃った。味噌の新商品は比較的少なく、即席味噌汁や調理味噌、加工品などが多く市場に投入された。既存品をリニューアルし、訴求力をより強化する動きも見られた。メーカーの新しい挑戦として料理人や異業種とのコラボレーション商…続きを読む
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全国味噌特集:業界トピックス=ニビシ醤油とマルサンアイが地域食品産業貢献賞
味噌・醤油 2019.09.18日本食糧新聞社制定「第7回地域食品産業貢献賞」をニビシ醤油(福岡県古賀市)とマルサンアイ(愛知県岡崎市)が受賞し、13日に東京・新橋の第一ホテル東京で表彰式と祝賀パーティーが開催(写真)された。会場では受賞企業のPRブースが設けられ、業界関係者約40…続きを読む
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全国味噌特集:北海道地区動向=ブーム継続 赤が大幅伸長
味噌・醤油 2019.09.182019年1~7月の北海道内味噌出荷数量(北海道味噌醤油工業協同組合発表)は1万2630t(前年比2.7%増)、仕込み数量は1万2796t(同2.8%減)となった。北海道味噌は、辛口の米味噌、麹歩合がやや高く塩分は控えめで、すっきりとした芳香温和でく…続きを読む
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全国味噌特集:関東地区動向=主力級ずらり 売上げ増提案を
味噌・醤油 2019.09.18関東地区の小売店では、POSデータの上位を占める各社の“エース級”のNB商品がしのぎを削る。自社商品の強みや特徴をバイヤーに訴求できなければ、たとえ新商品でも新規導入は容易でない。PB(プライベートブランド)商品をはじめ液状味噌やパウダー味噌、調理味…続きを読む
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全国味噌特集:長野地区動向=大手偏重加速 中小、独自価値で生き残りを
味噌・醤油 2019.09.18「信州味噌」の地元・長野県は、大手から中小、「蔵」規模の醸造場まで約120社がひしめく味噌大国。全国出荷量に占める県のシェアは、約50%に及ぶ。全国味噌工業協同組合連合会がまとめた同県での19年1~6月実出荷量は9万8057tで、前年を1.6%上回っ…続きを読む
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全国味噌特集:関西地区動向=大手メーカー、引き続き順調 白味噌も
味噌・醤油 2019.09.18大手メーカーの関西拠点の販売は好調を持続。生味噌では引き続き無添加、減塩タイプの動きが良く、即席もカップ系を中心に好調に推移している。麹商材はそれぞれが育成するカテゴリーで着実な成果を上げる。京都府の19年1~6月の出荷量(全国味噌工業協同組合連合会…続きを読む
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全国味噌特集:中部地区動向=付加価値品でシェア拡大
味噌・醤油 2019.09.18「八丁味噌」の地理的表示(GI)保護制度への登録に端を発した、愛知県味噌溜醤油工業協同組合と岡崎市にある老舗2社との騒動が依然終着を見せぬことでも注目される東海エリア。全体的には全国同様、生味噌の減少分を即席やFDが下支えしているのが実情であるものの…続きを読む
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全国味噌特集:四国地区動向=差別化商材の開発・育成に注力
味噌・醤油 2019.09.18四国では、徳島県の19年1~6月の実出荷量(全国味噌工業協同組合連合会調べ)は、前年比0.4%減の3194t。出荷量は年々減少傾向にあるが、四国4県の中では圧倒的に多い。県内は特産の御前味噌を中心に地元味噌の消費割合が高い。かねこみそ、ヤマク食品の2…続きを読む
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全国味噌特集:九州地区動向=家庭用やや微減、業務用は安定
味噌・醤油 2019.09.18九州味噌業界では各社やや微減の傾向が続いているが、下げ幅は微少に停まっている。下げ止まりの見方はあっても安閑としてはいられない。 だが、悲観することもない。即席味噌汁の拡大や品質が守られるデラミボトルによる即席味噌汁など日本人の心のふるさとでもある…続きを読む