全国味噌特集
全国味噌特集:長野地区動向=大手偏重加速 中小、独自価値で生き残りを
竹屋が毎夏開く恒例のイベント「タケヤみそプラザ2019」(8月、諏訪市)。大人気の「味噌詰め放題」に「味噌が必要とされているありがたさを毎回感じる」(竹屋・藤森伝太常務)
「信州味噌」の地元・長野県は、大手から中小、「蔵」規模の醸造場まで約120社がひしめく味噌大国。全国出荷量に占める県のシェアは、約50%に及ぶ。全国味噌工業協同組合連合会がまとめた同県での19年1~6月実出荷量は9万8057tで、前年を1.6%上回った。
同県での出荷量は14年以降、横ばいから微増で推移し、それまでの漸減傾向が止まった格好。18年は前年比0.9%減と一歩後退したが、今上半期は再びプラスに転じ、あらためて底打ちムードを強めている。ただ
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全国味噌特集
味噌・醤油包装資材価格や運送費の上昇、人手不足、適正価格での原料確保の問題など、味噌業界を取り巻く環境は厳しさを増している。業績面では、積極的な事業展開で収益を伸ばす大手メーカーと中小零細企業の格差が拡大。商品開発や販売・プロモ […]
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