緑茶特集
新茶の時期に入った。今年はコロナ自粛の真っ最中で、新茶のイベントや、流通界でのキャンペーンも中止で、例年とは違った厳しいスタートになった。またコロナの影響は茶業界にも大きな打撃を与えた。巣ごもり需要の拡大でスーパーを中心とした家庭用商品は売上げ増加、一方外食、給食向けの業務用商品は大幅なダウンだった。百貨店やSCのテナントで専門店展開をしている企業も影響を受けた。今期の中元市場は環境から一層厳しさを増すことが予想されている。インバウンドを機に加工用を中心に伸び続けていた抹茶需要は輸出を含め打撃を受けている。どの販売市場分野にウエートがあるのかで各企業の業績は大きく変わってきた。
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◆緑茶特集:お茶市場もコロナの影響、変革の時
飲料 2020.06.19新茶の時期に入った。今年はコロナ自粛の真っ最中で、新茶のイベントや、流通界でのキャンペーンも中止で、例年とは違った厳しいスタートになった。またコロナの影響は茶業界にも大きな打撃を与えた。巣ごもり需要の拡大でスーパーを中心とした家庭用商品は売上げ増加、一…続きを読む
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緑茶特集:福寿園宇治茶工房 年間11万人来場、伝統守り育て親しむ
飲料 2020.06.19【関西】「福寿園宇治茶工房」は07年8月に宇治茶の伝統を守り育てるとともに、より親しんでもらう施設として開館した。 年間約11万人の来場者があり、最近では海外の人も多く訪れたが、コロナの影響で自粛期間中は休みや、一部施設のみ開館。5月21日に全館再…続きを読む
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緑茶特集:ふじのくに茶の都ミュージアム お茶の歴史とこれから伝える
飲料 2020.06.19【中部】お茶の情報発信を行う「ふじのくに茶の都ミュージアム」。日本一の大茶園である牧之原台地に位置する同施設は、博物館・茶室・庭園・商業館からなり、一般向けに五感で感じるお茶の体験や国内外の茶業関係者らが参集するセミナーなどを行う。7月5日までは企画…続きを読む
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緑茶特集:伊藤園 「お茶の健康性」を訴求 オンラインお茶会など新たな試み
飲料 2020.06.19伊藤園はお茶の「おいしさ」「たのしさ」「健康性」を訴求し、緑茶リーフ市場のさらなる拡大に取り組む。新型コロナ禍による新たな社会様式の中で、「茶カテキン」などの「お茶が有する健康性」の訴求に注力する。オンラインでのお茶会開催など、新たな試みを通して「お…続きを読む
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緑茶特集:吉村 抹茶を身近に感じる ミニシェーカーで作るビアカクテルを提案
飲料 2020.06.19吉村は、抹茶を身近に感じてもらうよう、6月上旬から夏向けの家庭用抹茶需要の喚起に「おうち抹茶夏のビアカクテル」と題し、抹茶ミニシェイカーを使った抹茶のアレンジメニューを提案している。茶店向けにオリジナル包材で小ロットから抹茶のスティック充填加工がワン…続きを読む
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緑茶特集:吉田園 生産者と連携し有機分野を強化
飲料 2020.06.19【九州】吉田園は、緑茶市場への所感として、PETボトルの茶系飲料が「文化」として根付いてきていたとみている。一方で、これに対するニーズはリーフ茶に求められるものとは異なると認識。PETボトル茶系飲料は、止渇や簡便性などで引き合いがある。これに対し、リ…続きを読む
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緑茶特集:産地動向=静岡地区 生産支援体制強化などが課題
飲料 2020.06.19茶生産量や1世帯当たりの緑茶年間支出金額が国内トップを誇る静岡県。しかし、静岡茶業を取り巻く現状は生産者の高齢化や後継者不足という生産基盤の弱体化に加え、消費者ニーズの変化に伴う、リーフ需要の減少と相場低迷で厳しさが増す。「静岡茶市場一番茶総評」を見…続きを読む
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緑茶特集:産地動向=京都地区 加工場数2位 京番茶も人気
飲料 2020.06.19京都地区の荒茶の生産量は2912tで全国5位、加工場数は静岡に次ぐ2位。茶の種類はてん茶、玉露など覆茶が多い。また京番茶も人気がある。生産の中心地は和束町、宇治市、宇治田原町。 「宇治茶ブランド新展開プロジェクト協議会」は主に旅館、ホテル、料亭の業…続きを読む
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緑茶特集:産地動向=九州地区 かごしま茶シェア増へ
飲料 2020.06.19鹿児島県は全国2位の荒茶生産地。農林水産省が2020年2月に公表した「農林水産統計」によると、令和元年産生産量は2万8000tで、全国で占める割合は37%。近年そのシェアは増加傾向にある。かごしま茶の大きな特徴は、各産地の環境に合わせ、品種が多様化し…続きを読む
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緑茶特集:「第74回全国お茶まつり鹿児島大会」11月13日に大会式典
飲料 2020.06.19●品評会や消費拡大イベント 「第74回全国お茶まつり鹿児島大会」が鹿児島県南九州市で開催される。生産技術改善、消費拡大を図り茶業の発展に貢献することを目的に実施される。毎年各ブロック(関東・関西・九州)持ち回りで開かれ、同県での開催は9年ぶりとなる…続きを読む
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緑茶特集:「日本茶AWARD2020」新型コロナで開催中止
飲料 2020.06.19●安全最優先し苦渋の決断 新たな視点から、日本茶の価値を見いだし“消費者が飲んでおいしいお茶”を審査する「日本茶AWARD」(NPO法人日本茶インストラクター協会、日本茶AWARD2020実行委員会主催/日本茶審査協議会共催)は7回目の開催に向けた…続きを読む
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緑茶特集:大井川茶園起案の入門書「マンガでわかるSDGs」増刷重ね5万部突破
飲料 2020.06.19【中部】累計発行部数5万部以上、怒涛(どとう)の増刷ラッシュが続く「マンガでわかるSDGs」(PHPエディターズ・グループ・税別1200円=写真)。小浜裕正氏(日本チェーンストア協会元会長)が推薦するほか、りそな銀行やしずおか焼津信用金庫などの金融機…続きを読む
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緑茶特集:一押し商品=妙香園 半世紀親しまれる「名古屋の香り」
飲料 2020.06.19【中部】1916年創業以来、良いお茶は心を潤す」の意が込められた「茗茶潤心」という言葉を家訓のように守り続ける妙香園。名古屋駅と栄駅では地下街開設当時から直営店を営み、通路に漂うほうじ茶を煎る香りが「名古屋の香り」と親しまれている。「ほうじ茶」(15…続きを読む
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緑茶特集:一押し商品=JAかごしま茶業 「わたしが緑茶に目覚めた理由」
飲料 2020.06.19●「あさのか」単一品種 JGAP認証農場で生産 【九州】JAかごしま茶業は、茶農家経営の安定と向上、鹿児島県で生産された茶銘柄の確立を目的に設立された企業。生産現場から食卓まで、「安全・安心・クリーンなお茶」を届けることを使命に掲げる。またFSSC…続きを読む
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緑茶特集:山城物産 「茶師辻重行の一煎」発売 品質高めた粉末茶
飲料 2020.06.19●簡便性・本物志向に合致 山城物産は、宇治茶の一大産地の山城の和束に工場がある。その良質のお茶が取れる地の利を生かして、本当においしいお茶を茶葉で飲んでもらいたいと提案し続けている。 特に簡便性と茶葉そのものの本物をいただく粉末茶の拡大に力を入れ…続きを読む
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緑茶特集:丸久小山園 「品質本位」モットー 海外に向けた取組みも
飲料 2020.06.19●初の「コーシャ認証」取得 宇治抹茶専業では最高峰。自園茶で農林水産大臣賞を通算30回を受賞、茶道各派の指定商品も生産。抹茶の専門企業として名高く品質の高さは証明されている丸久小山園。 従来から煎茶、玉露、ほうじ茶をはじめお茶全般の商品生産、販売…続きを読む
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緑茶特集:宇治の露製茶・永立昌利専務に聞く キャンペーンと新製品で市場に活力…
飲料 2020.06.19コロナ問題から市場が大きく変化した。この市場へ新製品やキャンペーンをはじめダイナミックな対応で市場に活力を与えながら拡大していきたいとする宇治の露製茶。一方お茶を飲用だけでなく、食べる消費拡大こそ今後の需要開拓として、食べるお茶商品の研究にも力を入れ…続きを読む
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緑茶特集:宇治の露製茶 「伊右衛門」2品発売
飲料 2020.06.19宇治の露製茶は「伊右衛門 抹茶入り煎茶ティーバッグ20P」を3月からリニューアル発売。「伊右衛門 強火仕立てくきほうじ茶100g」を4月から新発売した。 「伊右衛門 抹茶入り煎茶ティーバック20P」は従来の火入れの香ばしい香りをマイルドに残しつつ(…続きを読む
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緑茶特集:カメタニ ドラム式焙煎機稼働 ほうじ茶生産、好みに対応
飲料 2020.06.19●4層式に続き差別化追求 ドリンク用、ティーバッグ用原料茶葉加工やほうじ茶生産、粉体茶製品を主体に生産する奈良・山添のカメタニ。 特にほうじ茶の生産は、業界でもトップクラスの技術と生産能力があり、5月からほうじ茶の生産でいろいろと焙煎に変化をつけ…続きを読む
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緑茶特集:つぼ市製茶本舗 深蒸し煎茶「利休の詩」 利休の茶文化を継承
飲料 2020.06.19つぼ市製茶本舗は、千利休のふる里の泉州堺で1850(嘉永3)年に茶の貿易と茶問屋で創業した老舗企業。同社は茶商(茶問屋)として、伝統とのれんの品質を保ち、お茶飲用の普及を目的にした商品開発と、仕掛けづくりを幅広く行って、利休の茶文化を継承している。 …続きを読む
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緑茶特集:共栄製茶 「森半GABA配合抹茶ラテ」 健康面をさらに強化
飲料 2020.06.19緑茶「森半」の共栄製茶は、1836(天保7)年創業の宇治茶の老舗で百貨店、スーパーの小売、外食チェーンをはじめとした業務用分野やネット販売。製パン、製菓、飲料、香料メーカーへの原料供給。アジア、ヨーロッパ、米国を中心とした海外と幅広いチャネルで緑茶商…続きを読む
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緑茶特集:木長園 ISO22000認証を全生産ラインで取得
飲料 2020.06.19木長園のある宇治田原は煎茶の祖、永谷宗円の地として、煎茶発祥の地をうたっている。その地で緑茶の生産から茶製造企業へ、そして抹茶製造専門企業へと変遷してきた。 宇治抹茶という言葉が業界でも使用されていない約50年前から「宇治抹茶の専門メーカー」という…続きを読む