プレミックス特集

小麦加工 2020.11.25
プレミックス特集

 プレミックス市場は新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、環境が大きく変化している。外出自粛の半面、家庭内需要の増加によって、これまで成長基調にあった業務用が苦戦する一方で、家庭用が大きく伸長している。ただし、ボリュームでは業務用が約30万t、家庭用が約7万tと大きな差があるため、家庭用が好調に推移しても、業務用のマイナスをカバーできていない状況となっている。好調な家庭用は、調理機会の増加を今後も継続するように家庭内調理の楽しさ、おいしさが提案できる商品の投入や販促施策を実施することが重要となってくる。一方、業務用はウィズコロナでのテークアウト、宅配など新たな需要に対応したメニュー開発に貢献できるような製品の提供などを行い、少しでもマイナスを回復させたいとする。(久保喜寛)