清涼飲料特集
今年は、全国各地で早々と梅雨明けした。暑い夏は、6月に早々とやって来た。関東地方を中心に連日最高気温は40度C近くを記録し、電力不足や水不足を危ぐする声も上がるほどだ。過去2年間も猛暑ではあったものの、新型コロナウイルスの感染拡大が続いたこともあり、それ以前の夏とは様相が大きく変わった。昨年は、新型コロナウイルスに加え、8月の冷夏で、清涼飲料業界に水を差す結果となってしまった。今年は、これまでのところ、感染者数については増加傾向ではあるものの、政府の緊急事態宣言の発令などの動きは見られず、観光地を中心とした人の流れは増加が予想される。コロナ以前のにぎわいがいきなり戻るとは考えにくいものの、清涼飲料業界にとっては久々の本格的な「夏」を迎えようとしている。(渡辺正大)
-
◆清涼飲料特集:記録的な暑さに期待感 環境問題、取組み急ピッチ
清涼飲料 特集 2022.07.09今年は、全国各地で早々と梅雨明けした。暑い夏は、6月に早々とやって来た。関東地方を中心に連日最高気温は40度C近くを記録し、電力不足や水不足を危ぐする声も上がるほどだ。過去2年間も猛暑ではあったものの、新型コロナウイルスの感染拡大が続いたこともあり、…続きを読む
-
清涼飲料特集:熱中症 順天堂大・橋口尚幸教授「半数以上は室内発症」
清涼飲料 特集 2022.07.09関東を中心に連日、最高気温が40度C近くに達する地域が多い。暑さに慣れていない中での梅雨明け、高温に加えての湿度も高い中での夏を今年は経験することになりそうだ。 暑さと湿度により、この時期注意しなければならないのが熱中症。東京消防庁によると、6月1…続きを読む
-
清涼飲料特集:PETボトルリサイクル 模索続く消費者への啓もう活動
清涼飲料 特集 2022.07.09プラスチックにまつわる環境の問題は喫緊の課題となっている。PETボトル飲料の生産者側にある飲料メーカーでは、PETボトルのリサイクルの動きを進めるなど対策を講じている。一方で、消費者側のリサイクルへの認識はまだまだ浸透している状況だとは言えない側面も…続きを読む
-
清涼飲料特集:リサイクル 中間処理業者の現状 過酷な環境、人手不足を懸念
清涼飲料 特集 2022.07.09自動販売機横などに設置されるリサイクルボックスから回収されるPETボトル。その後、どのようにリサイクルされるかを知る人はまだまだ少ない。日本食糧新聞は、回収後に集積される中間処理業者の現場を数日間にわたり取材。高温多湿の建屋で働く人々の姿、消費者のリ…続きを読む
-
清涼飲料特集:海洋プラスチックごみ 適切に処分されず陸から海へ
清涼飲料 特集 2022.07.09海洋を浮遊するプラスチックごみ。大半は、適切に処分されずに陸から海へと流れ出たものだ。全世界で海に流れ出るプラスチックごみは、年間約800万tとされ、このままでいくと、魚の量をプラスチックごみが上回ると指摘する見解もある。海洋プラスチックごみに関する…続きを読む
-
清涼飲料特集:サントリー食品インターナショナル コアブランド軸に好調維持
清涼飲料 特集 2022.07.09●ペプシの新たな夏季限定商品 サントリー食品インターナショナルは、コアブランドを軸に今年も好調さを維持している。 同社が発表している2022年1月から5月までの販売数量実績によると、ブランド展開するほとんどの商品群で昨年を上回る数字を出している。…続きを読む
-
清涼飲料特集:日本コカ・コーラ 音楽通じて夏盛り上げる
清涼飲料 特集 2022.07.09●新ラベルレスで環境対応も 日本コカ・コーラは「Coke×Music.夏の魔法を刻め。」をテーマに、今年も炭酸飲料のトップブランドとして「コカ・コーラ」ならではのおいしさと爽快感、そして音楽を通じて夏を盛り上げるキャンペーンを展開していく。 キャ…続きを読む
-
清涼飲料特集:キリンビバレッジ プラズマ乳酸菌入り大幅増
清涼飲料 特集 2022.07.09●ヘルスサイエンス引き続き強化 新型コロナウイルスの感染拡大などによる、消費者の健康意識の高まりを受け、キリンビバレッジが発売する「プラズマ乳酸菌入り飲料」は5月累計で前年比36%増、さらに「午後の紅茶おいしい無糖」シリーズについても5月累計で同約…続きを読む
-
清涼飲料特集:アサヒ飲料 三ツ矢クラフトコーラに人気
清涼飲料 特集 2022.07.09●認知広がり有糖炭酸でも存在感 アサヒ飲料は2022年1月から5月までの累計で、前年比2%増と順調な推移を続ける。新型コロナウイルスと経済の両立による動きがみられる点に加え、今年後半については、インバウンド需要、経済活動の伸長などについても期待感を…続きを読む
-
清涼飲料特集:伊藤園 無糖飲料は好調、強化継続
清涼飲料 特集 2022.07.09●麦茶は新カテゴリーで支持拡大へ 伊藤園は茶系飲料を中心にお茶の持つ価値を消費者に伝えていく。緑茶飲料販売金額(2021年)については、34%のシェアとなった。また21年度決算についても、売上高は4180億円となるなど好調を維持している。このうち、…続きを読む
-
清涼飲料特集:大塚製薬 ポカリスエット好調続く 熱中症対策にも取り組む
清涼飲料 特集 2022.07.09大塚製薬が展開するポカリスエットは、生活者の健康意識の高まりに加え、水分・電解質の重要性を捉えた結果、売上げは増加した。同商品は、国内に加え、海外でもブランド全体で増収となった。2022年第1四半期の売上げは、前年比30%以上の伸長をみせた。スポーツ…続きを読む
-
清涼飲料特集:大塚食品 マッチに新フレーバー登場 ネット配信で若年層取り込む
清涼飲料 特集 2022.07.09大塚食品がビタミン炭酸「MATCH」(マッチ)を発売してから26年が経過した。当時の高校生は今では40代になり、部活後の「青春の味」を知る年代の幅も広がってきた。同社では、メーンターゲットになっている高校生に加え、20代から30代にかけての社会人につ…続きを読む
-
清涼飲料特集:ポッカサッポロフード&ビバレッジ 「TOCHIとCRAFT」好…
清涼飲料 特集 2022.07.09●健康への関心でキレートレモンも ポッカサッポロフード&ビバレッジは「土地のおいしい文化をもっと。」をコンセプトにした「TOCHIとCRAFT」のラインアップが好調さを保つ。同社によると、新型コロナウイルスによる人の流れも影響して、自動販売機での需…続きを読む
-
清涼飲料特集:カゴメ 植物性ミルクの新ブランド 間口拡大しカテゴリー活性化も
清涼飲料 特集 2022.07.09カゴメは、3月末に植物性ミルクの新ブランド「畑うまれのやさしいミルク」を投入し、植物性ミルクカテゴリーの間口拡大や活性化に貢献している。同品の200mlでの100%植物由来ストローの採用や自社ホームページ限定販売の「野菜生活100オリジナル」PETボ…続きを読む
-
清涼飲料特集:森永製菓 「inゼリー」が大幅伸長 新たな飲用シーンとらえる
清涼飲料 特集 2022.07.09森永製菓が展開するゼリー飲料のトップブランド「inゼリー」の2021年度の実績は大幅伸長を達成した。ゼリー飲料の主要飲用シーンである、スポーツ時や朝食代替などの回復への対応に加えて、新たな飲用シーンをとらえたことで間口が拡大し前年から19.6%増(イ…続きを読む
-
清涼飲料特集:ヤクルト本社 「タフマン」を重点訴求 自販機、宅配、SNSで
清涼飲料 特集 2022.07.09ヤクルト本社の21年度清涼飲料部門は、栄養ドリンク「タフマン」シリーズのキャンペーン実施などで売上げ増大に努めたものの、全体では前年を下回る結果となった。今期も同シリーズを重点ブランドに設定して、マーケティング投資などで販売を強化し、6月から自動販売…続きを読む
-
清涼飲料特集:UCC上島珈琲 「COLD BREW」に注力 新発売「LATT…
清涼飲料 特集 2022.07.09UCC上島珈琲は、今春、パーソナルサイズのPETボトルコーヒー「UCC COLD BREW」シリーズを刷新し、ラインアップを拡充している。新フレーバーとして「UCC COLD BREW LATTE PET500ml」を投入している。加えて、既存の「同…続きを読む
-
清涼飲料特集:ネスレ日本 家庭向け二極化需要提案 サステナビリティ意識対応も
清涼飲料 特集 2022.07.09ネスレ日本は、「プレミアム化」と「値ごろ感の重視」という二極化が継続する家庭内のコーヒー需要に対応する。「プレミアム化」のニーズに対し、3月に「ネスカフェ ゴールドブレンド ボトルコーヒー」3種を新たに投入している。値ごろ感を重視するユーザーには「ネ…続きを読む
-
清涼飲料特集:花王 ヘルシアの継続飲用訴求 脱三日坊主研究キャンペーン
清涼飲料 特集 2022.07.09花王が展開するライフケアブランド「ヘルシア」は今期、継続飲用を訴求していく。「ヘルシア」を取り入れることで、健康的な生活が続くきっかけになることを目指し、「#脱三日坊主研究キャンペーン」をツイッターで、6月15日から開始した。20日からは、昨秋に投入…続きを読む
-
清涼飲料特集:ダイドードリンコ 止渇系お茶カテゴリー強化
清涼飲料 特集 2022.07.09●小容量拡充で若年層取り込み ダイドードリンコは、最需要期に向けては止渇系商品を中心に売上げの拡大を狙う。お茶カテゴリーの強化を図っており、「葉の茶」シリーズでは新型容器を採用するとともに、自販機ではお茶商品のサンプルを購入者の目に入りやすい左上部…続きを読む
-
清涼飲料特集:赤穂化成 海洋深層水にブランド価値 熱中症対策で夏向け注力
清涼飲料 特集 2022.07.09赤穂化成は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けて、2020年と21年について、飲料の売上げは影響を受けた。今年は、同社のコアブランド「海洋深層水」を中心としたブランドの価値をアピールする販売強化を続けている。 海洋深層水は、日本で初めて研究と…続きを読む
-
清涼飲料特集:ハウスウェルネスフーズ 「1日分のビタミン」好調持続
清涼飲料 特集 2022.07.09●「ラクシテ」など機能性飲料投入 ハウスウェルネスフーズの21年度の清涼飲料関連はビタミン系が前年比6.2%減の91億円、「ウコンの力」が同5.2%減の40億円となった。この分野では、原価低減や固定費削減に努めた結果、営業損失は前期から縮小。営業機…続きを読む
-
清涼飲料特集:丸源飲料工業 直営店monaオープン 認知度向上、ロス削減も
清涼飲料 特集 2022.07.09丸源飲料工業は6月17日、東京・墨田区の同社アネックスビル1階に直営店「Food&Bebarage mona モナ」を開店した。同社が販売する外食店舗向けのジュース、冷凍フルーツ、シロップ、製菓用食材など、業務用の食材を多数取り揃えた。直営物販ショー…続きを読む
-
清涼飲料特集:サステナビリティ 未来への胎動=日本テトラパック 再生可能資源…
清涼飲料 特集 2022.07.09◇利便性との両立がポイント 乳業や清涼飲料業界向けに食品加工処理機器や紙容器充填(じゅうてん)包装システムを提供する日本テトラパックは、サステナビリティへの取組みでも世界をリードする。特に飲料用紙容器に関してはFSC認証紙や植物由来のキャップなど再…続きを読む
-
清涼飲料特集:数字で振り返る2021年 生産量3年ぶり増 販売金額も2.5%…
清涼飲料 特集 2022.07.0921年の清涼飲料の総生産量は2212万4900kl(前年比2.5%増)で3年ぶりに増加に転じた。炭酸飲料や茶系飲料、ミネラルウオーターなどが大きく伸びた。夏場の長雨の影響でコロナ禍前の水準には戻っていないが、緊急事態宣言の解除や外出自粛の緩和などで飲…続きを読む
-
清涼飲料特集:クラフトコーラ 若年層を中心に広がり SNSで発信され話題に
清涼飲料 特集 2022.07.09スパイスに果実など、地域の食材を合わせて作るクラフトコーラ。若年層を中心に広がりを見せている。その一方で、言葉が先に独り歩きしている面もあるとの見解もある。これまで業界をけん引してきたクラフトコーラの第一人者たちへの取材を通じて現状の立ち位置に迫った…続きを読む
-
清涼飲料特集:クラフトコーラ=伊良コーラ クラフトコーラの先駆者、コーラ小林…
清涼飲料 特集 2022.07.09●材料・製法にこだわり 西武新宿線・下落合駅は、学生でごった返すターミナル駅・高田馬場から1駅西側に位置する。駅前は、マンションや住宅街が広がり、神田川が流れ、都会の騒がしさを消し去っている。この場所に位置するのが、クラフトコーラのパイオニアとして…続きを読む
-
清涼飲料特集:チルドカップコーヒー カテゴリー価値の幅広さ発揮へ
清涼飲料 特集 2022.07.0921年度のチルドカップコーヒー市場は、ほぼ前年並みでの推移となった。20年度はコロナ禍でのオフィス需要の喪失や消費行動の変化でダメージを被った同市場だが、「癒し」や「ぜいたく」といった価値提供が可能な懐の深さを発揮し、チルドカップアイテム全体が前年を…続きを読む