コーヒー・コーヒー用クリーム・紅茶特集2024
コーヒー・コーヒー用クリーム・紅茶特集:ティーフォルテ 日本のHoReCaチャネルに意欲
高級紅茶と優雅なティーアクセサリーで知られるティーフォルテは、日本のホテル、レストラン、カフェ(HoReCa)のチャネル開拓に本格的に乗り出す。同社のデビッド・フェレイラ副社長は「米国を拠点に世界へ展開するハイブランド・カンパニーとして、選り抜きの茶葉やオリジナルデザインのティーバッグでラグジュアリーなティータイムを提供したい」と語る。高品質な紅茶の需要が高まる日本市場への意欲や今後の展望について、フェレイラ副社長に話を聞いた。(志賀愛美)
●高級感ある紅茶体験を提案
当社はデザイナー兼起業家のピーター・ヒューイット氏が2003年に設立した。彼がデザインした茶葉をモチーフにしたタグと、ひとつひとつが手作りの特許取得済みピラミッド型ティーバッグ(TB)がブランドの礎だ。エレガントなビジュアルは多くの方を引き付けるだけでなく、リーフティーのように茶葉がしっかり開くスペースを持ち、香りや風味をしっかりと引き出す効果がある。リーフティーの良さを便利なTBで提供できる、両方の魅力を兼ね備える。
紅茶で高級感ある体験を
ラインアップには世界トップ品質の茶葉を使用し、カモミールやイングリッシュブレックファスト、ベリー系やハーブなど、あらゆる素材を厳選したブレンドティーを多く揃える。小売では90種類以上を用意しており、ギフト用やカフェインレス、オーガニックティーなどさまざまなアイテムを販売している。
今後注力したいHoReCa向けには、広い層に人気の高いアールグレイやジャスミン茶など約20種類を中心に展開する。個性的なフレーバーを扱いたい、などのニーズがあれば対応も可能だ。ホテルやレストランでは紅茶2種、グリーンティー2種、ホワイトティー2種、ハーブティー1~2種を置くことが多く、平均で6~8種ほど。リーフの味や品質はもちろん、ピラミッド型TBを最大限に楽しめるデザインのティーポットなど、専用の茶器を含めたハイグレードなお茶体験の提案を行っている。
当社製品の品質や茶葉のブレンド技術へのこだわりは紅茶愛好家にも広く支持されている。ニューヨークやミラノ、香港、シンガポールなど欧米やアジア35ヵ国のさまざまな観光都市のホテルやレストランで展開する強みもある。
2009年以来、日本では通販サイトのほか、「GINZA SIX」で展開する直営店や、ヒルトン東京、伊勢丹といったホテルや百貨店など、東京を中心に販売をしている。Webでのレビューの評判もよく、手応えを感じている。
次のステップアップとして輸入販売会社や販売代理店とタッグを組み、ハイブランドなHoReCaチャネルを拡大したい。ラグジュアリーな空間での実体験が、直営店やECサイトでのユーザーの購入につながる強みとなる、と考えている。まずは、日本全国のHoReCaへの普及かつ浸透が一つの大きな目標だ。
●日本の紅茶市場での展望
われわれは卓越した茶葉を高級感と美的感覚でブレンドした紅茶による「ティータイムの再定義」を目指している。日本は「茶道」などに代表される洗練された茶の文化や、質が良い茶葉の市場を持つ点で非常に魅力的かつ有望だ。
ラグジュアリーなホテルなどでの高級感や上質感を重視する人々は、繊細な高級料理を好み、デザインを楽しむ方も多い。そのようなユーザーに、優雅な時間や醍醐味など「Tea」を通して体験できる魅力のすべてを提供したいと考えている。
これは今後、日本国内での有力なパートナーとなるディストリビューターが有する地域や業態などの強みも大きな要素となる。ティーフォルテの紅茶が持つ高級感は、ホテルやレストランのレビューやSNSの評価を高める、魅力ある「Tea」体験を提供できると自負している。パートナーとなるディストリビューターには、日本各地の高級ホテルやスパ、カントリークラブなど、高級な施設での提供を最大のゴールとして一緒に取り組んでいきたい。
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問い合わせ先=デビッド・フェレイラ営業担当副社長
David.ferreira@jdecoffee.com