タイ食品最大手CPグループ傘下の鶏肉飼育場。同社は一方で人工肉の開発も手掛けている。提供写真=CP Foods
日本への主要な鶏肉供給国タイで、新型コロナウイルスの感染拡大により打撃を受けていた冷凍加工品の生産が最悪期を脱したもようだ。メーカー各社は需要が拡大する年末年始商戦を前に、ラインをフル稼働させて生産に当たるとしている。来年初頭には輸出も拡大基調に転じると読んでいる。
長らく日本向けにチキンナゲットや焼き鳥などの鶏肉加工品を生産輸出してきたタイだが、7月下旬から始まった爆発的な新型コロナの感染拡大よって、人的な密が生じる生産現場は大打撃を受けた。国内