パックご飯のトップシェアを誇るサトウ食品は、25年4月期に売上高292億7700万円(前年比11.9%増)を計上し、堅調な伸びを示した。主力の「サトウのごはん」は、防災備蓄に加え、日常食としての利用が広がり、年間販売数も前年を大きく上回った。 一方…続きを読む
25年度の包装米飯業界は、前年度から引き続き大きく揺れている。24年度のコメ不足からの流れで主食用米が高騰。6月ごろから政府備蓄米が店頭に並ぶ状況の中、包装米飯業界各社も原料米の高騰と確保の厳しさに苦慮してきた。各メーカーは前年に引き続き価格改定を実…続きを読む
前年の不作やインバウンド需要の高まりなどでコメ不足が関係者の間で危惧されていた最中、8月に南海トラフ地震臨時情報や台風などの影響で問題が表面化。メディアによる過熱気味の報道もあり、東京や大阪など都市部の小売店からコメが消える騒動となった。 包装米飯…続きを読む
無菌包装米飯とレトルト米飯は、日本人の生活様式の変化やコメとの関わり方の変化により、日常的なコメの食べ方として食文化の中に定着しつつある。すでに少人数世帯や単身世帯では家庭での炊飯に取って代わるケースも増え、その市場はコメの生産・消費動向の影響をより…続きを読む
◇新店・リニューアル店 福島県いわき市を本拠地とするサッカーJ2いわきFCの新スタジアムの整備候補地が市内沿岸部の小名浜地区に決まったことを受け、ローカルチェーンのマルトは店を挙げて応援に乗り出した。チームのロゴやマスコットキャラクターを改装店舗の…続きを読む
◇新店・リニューアル店 福島県相馬市のフレスコは3月28日、宮城県東松島市にフレスコキクチ赤井店をオープンした。惣菜商品の強化や生鮮食品のブランド化など新たなMDを取り入れ、買い物の楽しさを追求した。 名取増田店以来、約3年ぶりの新規出店だ。売場…続きを読む
◇みやぎ・みちのくカイタク市場 佐々木翔太・カイタクイチバ代表 ◆地域密着と都市型で生き残る小型店 みやぎ・みちのくカイタク市場は21年10月に開店した。売上げは2億円。佐々木翔太氏は同店を運営するカイタクイチバの代表に22年9月、就任した。ビー…続きを読む
◇主婦の店さいち 佐市・佐藤浩一郎社長 ◆地域密着と都市型で生き残る小型店 人口4300人の宮城県秋保町にある90坪(約297平方m)の小さな店、主婦の店さいち。「おはぎのさいち」として多くのマスコミが訪れて全国に知られ、大手SMがおはぎを学んで…続きを読む
小型店のニーズはなくならない。しかも大手CVSのように画一した品揃えではなく、ちょっとした発見の喜びも味わえるような店。お客の思いはそうだが、経営するものにとっては難問は多く楽ではない。「主婦の店さいち」は秋保温泉にあるおはぎで知られる店。店舗老朽化…続きを読む
◆第4次中計の柱にブランド戦略 山形市のヤマザワの25年2月期連結決算は店舗やデリカセンターの減損処理による特別損失を計上したことなどから過去最大の赤字に転落した。その反省を踏まえ、新たなスタートを切った今期は売上高1030億円、営業利益4億500…続きを読む