缶詰・瓶詰・レトルト食品特集

◆缶詰・瓶詰・レトルト食品特集:成功事例、どう生かす

缶詰 特集 2019.09.23 11945号 11面

缶詰・瓶詰・レトルト食品は、高い保存性と簡便性、即食性を兼ね揃えるカテゴリーとして食品産業全般で重要な役割を担っている。今年も九州北部の大雨による物流網の寸断、関東地方の台風15号直撃による千葉県内での大規模停電・断水など災害が相次ぎ、常温で即食性が高く、長期保存が可能な缶詰・瓶詰・レトルトの重要性・有用性が再認識される契機ともなっている。

特にレトルト食品は、17~18年と2年連続で国内生産量が過去最高を更新した。缶詰でもサバ缶が健康性から長期ブーム化し、需要定着へ向かっている。変化するライフスタイルに適応して、着実に右肩上がりの成長を続けるレトルト。健康機能をわかりやすく伝え、多様なメニューアレンジの提案でシニア層から若年層へ購入の裾野が広がったサバ缶。原料難や物流コスト増など厳しい事業環境下、これら成功事例を今後にどう生かすか、業界の底力が試される。(本宮康博、村岡直樹、高木義徳、吉岡勇樹、本吉卓也、西澤貴寛、立川大介)

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