滝椎戸寒の乾物日記(16)不都合な真実〈4〉
●「国民のための農政」へ蛻変望む
僕の「日本の食品安全管理」と「日本の農政」に対する不信感の根幹には、日本の食料自給率が減少したのは「食生活が変化したためというよりは、日本の農政に原因があるのではないか?」という疑念、もっと具体的に言うなら「日本の農政が日本の食料市場を海外に解放し過ぎたからではないか?」との疑念がある。
日本の食料自給率は終戦直後の1946年には88%もあったそうだが、現在では37%にまで落ち込んでいる。