全国味噌特集
全国味噌特集:長野地区動向=大手は多彩、中小は独自性
「味噌詰め放題」が毎年大人気の竹屋「みそプラザ」(2019年8月、諏訪市の同本社)。「味噌がこれだけ必要とされている光景は大きな励み」(同社)
大手メーカー商品の占有率が高まるスーパーなどの棚では中小が独自性などを強く打ち出して生き残りを図る(上田市のスーパー)
「信州味噌」の地元、長野県は、国内トップクラスの大手から中小、蔵規模の醸造場まで約120社がひしめく味噌大国。全国出荷量に占める県のシェアは、約50%に及ぶ。
全国味噌工業協同組合連合会がまとめた県の19年の味噌実出荷量は20万3495tで、前年を1.1%上回った。15年実績の19万8462tと比べると2.5%増え、ここ5年間で堅調な伸びを見せている格好だ。ただ、内訳は大手数社が全体を押し上げる構図が続き、その形勢はより先鋭化している。
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全国味噌特集
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