日本食糧新聞社が代理販売するPOSデータ（KSP-SPが独自に集計し、流通システム開発センターを通じて収集された全国980店舗から構成されたデータ）を分析し、2019年通期（1～12月）の味噌の売上げランキングを作成した。最大手のマルコメが強さを発揮する中、地域特性のある味噌やだし入り、減塩味噌などが上位に並んだ。

ランキング1～10位には大手メーカーの有力商品が並んだ。上位4品はマルコメが占めた。「丸の内タニタ食堂の減塩みそ」や「料亭の味　減塩」などの減塩商品が目立つ。ハナマルキやひかり味噌、マルサンアイ、フンドーキン醤油など大手メーカーの主力商品もランクインした。

11～20位は石川のまつや、北海道の岩田醸造、富山の日本海味噌醤油、青森のかねさ、京都の西京味噌など地方色豊かなラインアップ。マルコメの「液みそ　料亭の味」は18位だった。

21～30位ではハナマルキ「無添加田舎みそ」、マルマン「無添加生みそ」、ひかり味噌「こだわってます　無添加」などの無添加味噌が目立つ。小容量タイプも多くランキングに入った。

31位以下は竹屋「塩ひかえめ」、福山醸造「田舎みそ　白こし」、神州一味噌「だし入りみ子ちゃん」、マルモ青木味噌醤油醸造場「善光寺平　白」、ヤマク食品「無添加　御膳みそ」、山印醸造「昔ながらの天然醸造無添加」など。