全国味噌特集
全国味噌特集:長野地区=強まる大手集中への懸念
大手集中が進む味噌売場。中小は生き残りへの一手を模索する=長野市内のスーパー
コロナ禍で「味噌詰め放題」などのイベントは今年も相次ぎ中止に。地域メーカー各社からは1日も早くにぎわいをとの切実な声が上がる=19年8月の竹屋「タケヤみそプラザ」
「信州味噌」の地元、長野県は大手から中小、「蔵」規模の醸造場まで約100のメーカーがひしめく味噌大国。全国の味噌出荷量に占める県のシェアは、50%以上に及ぶ。全国味噌工業協同組合連合会がまとめた2021年1~6月の県味噌実出荷量は9万6478tで、前年同期を1.5%下回り、一定の安定水準は維持しているものの、前年からの微減傾向が続いている。
域内メーカー、特に中小からは数字以上の低迷を指摘する声が挙がる。「無添加」「減塩」「有機」といった中小が先行
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全国味噌特集
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