本格焼酎特集

本格焼酎特集:原料別動向=麦 求められる差別化

酒類 2019.05.13 11875号 07面

 麦製焼酎の18年実績は、前年比4.0%減の17万6610kl(構成比41.5%)。芋製同様、前年を割り込む結果となった。圧倒的なシェアを占めている三和酒類の「いいちこ」ブランドでは、「いいちこカップ200ml」が引き続き堅調に推移。今年発売の「同スリムパック900ml」も、同社の計画通りで配荷が進む。「いいちこ」ブランドの度数別売上げで25度、20度、12度がほぼ同程度という点は特徴的だ。顧客母体のボリュームにこそ差はあれ、各層で継続的に支持を受けていることがうかがえる。

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