東海・北陸・静岡流通特集

東海・北陸・静岡流通特集:中部エリア動向=スーパー、百貨店業界は苦戦

小売 2019.09.19 11942号 02面
愛知県春日井市に7月に新規開設した複合商業施設「フレスポ春日井」。スーパー、ドラッグストアのほか、スポーツジムや100円ショップなどで構成している

愛知県春日井市に7月に新規開設した複合商業施設「フレスポ春日井」。スーパー、ドラッグストアのほか、スポーツジムや100円ショップなどで構成している

義津屋が6月に新設した「Yストア守山大屋敷テラス」。カット野菜やカットフルーツの作業を来店客に「見せる作業室」を初めて設置。マイクで出来たて感をアピールするなど、新たなことに積極的に挑戦している

義津屋が6月に新設した「Yストア守山大屋敷テラス」。カット野菜やカットフルーツの作業を来店客に「見せる作業室」を初めて設置。マイクで出来たて感をアピールするなど、新たなことに積極的に挑戦している

 2019年の経済情勢は、世界経済の下ぶれ、各国政策の不確実性の高まりなどにより、内閣府は5月に発表した19年3月度の景気動向指数を、6年ぶりに「悪化」に引き下げ、景気後退の可能性が高いことを示した。そういった中、東海・北陸圏の個人消費は、中部経済産業局の発表によると、4月までの速報値は25ヵ月連続で「緩やかに持ち直している」と判断。その根拠となるのが、スーパーや百貨店は厳しさが続くものの、ドラッグストアの新店攻勢やコンビニエンスストアの伸長にあり、異業種間競合がより激しくな

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     ●ビジネスモデル、新たに各社模索 キャッシュレス化図る中小  胃袋産業と言われる食品界。戦後成長期から今日までは人口の増加が食数の増加を支えてきた。ある意味、分かりやすい経済成長の時代であった。しかし国内の日本人の人口 […]

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