中部食品マーケット特集
中部食品マーケット特集:2回目の「FABEX中部」名古屋で 東海スーパーマーケットビジネスフェアも
中食・外食から小売まで、食材・機器・容器・情報サービスなどの業務用専門展示会「FABEX中部2022」が、20、21の両日、ポートメッセ名古屋(名古屋市港区)で開催される。業務用商材の商談に特化しているのが特徴で、出展者・来場者ともに販路拡大が大いに期待される。また、東海エリアのスーパーマーケットをターゲットにした商談型展示会「第2回東海スーパーマーケットビジネスフェア2022」も同時開催。来場者のニーズに沿った提案でビジネスチャンスの拡大を図る。「FABEX中部」の開催は2度目となる。出展社数300社に上り、450小間が集結。加えて、全133の有力団体・企業が全面的なバックアップ体制を敷き、中部地区でのさらなる業界発展に貢献していく。(宇佐見勇一)
●小売・中食・外食の総合見本市
「FABEX中部」は、小売業界と中食・外食業界がタッグを組んだ中部地区で唯一の“食の総合見本市”だ。
昨年21年開催の同展示会では、出展社の76.3%が目的を達成し、確度の高い商談が数多く実現されている。また、フルーツ大福ブームの火付け役で、注目されている「弁才天」の大野淳平社長の講演など、最新動向に連動したセミナー・イベントも多く開催。時代の最先端を行く食に関する情報・知識が満載した内容となっており、来場意欲は大いにそそられる。
同時開催の商談型展示会「第2回 東海スーパーマーケットビジネスフェア」は、この地域のスーパーマーケット(SM)を主にターゲットとした商談型展示会だ。この地域を代表するSM21社からの後援を受けている。また、SMのバイヤーを幅広く動員していることから、非常に実りある商談が実現されると、大いに期待がかかる。これに加え、外食・中食業界の有力企業との個別商談も実施。FABEXとの相乗効果で、商談のほか、情報交換が盛んに行われ、開催当日は活況が予想される。
FABEXは、食品・食材・機械・機器・容器・包装などが一堂に会する食の総合見本市として、1998年に東京で初めて開催した。その後、デザート部門が「デザート・スイーツ&ベーカリー展」として独立。「ファベックス」との2本柱となり年々拡大。国内最大級の業務用展示会として、業界バイヤーの間で非常に高い認知度を誇る。そして、2013年には、当社媒体「月刊食品工場長」との共催で「食品&飲料OEMマッチングEXPO」が加わり、さらに充実した内容を展開している。
また、合同開催の「プレミアム・フードショー」「ワイン&グルメジャパン」「麺産業展」との相乗効果は計り知れない。
FABEX(東京開催)とFABEX関西(大阪開催)を合わせ、コロナ禍前の19年には、動員数12万人をも記録した「FABEX」が今年22年、2回目となる名古屋での開催を迎え、出展社・来場者双方のビジネスチャンスの発掘と販路拡大を強力に支援していく。これと同時に、中部地区の“食”の業界発展にも貢献していく。