北海道新春特集

総合 2021.01.28
北海道新春特集

 ●コロナ後の成長戦略へ道筋を
 2020年は、新型コロナウイルス感染拡大に明け暮れた。道内のコロナ禍は1月28日の感染確認からほぼ1年が経過する。道独自の緊急事態宣言から始まり、全国を対象にした国の緊急事態宣言発出など、未知のウイルスとの遭遇に未曽有の衝撃と混乱が走った。都心部のオフィス街はテレワーク増加で人の流れが急減、街中のコンビニは客数減に見舞われ、百貨店も休業を余儀なくされた。歓楽街からもにぎわいが消え休廃業に追い込まれる料飲店、外食店が相次ぎ、取引する業務用卸、酒類卸の業績不振を招いた。インバウンドは途絶え、宿泊・旅行業、観光・土産産業も大打撃を被った。一方で、食品SM各社は巣ごもり需要に支えられ好業績を残し、家庭用好調、業務用不振の明暗が鮮明となった。道内では昨年10月下旬から再びウイルスが猛威を振るいはじめ、11月20日には新規感染者数が最多の304人に上るなど、収束の兆しも見えないまま新年が幕開けした。