つゆ特集
つゆは、醤油やみりんに鰹節などの天然だしを用い、和食全般に使える、現代の基礎調味料として定着している。前期は前年の2桁成長から反動減に転じたものの、一昨年比で伸長。コロナ対策の内食増、調理疲れ、自衛を果たす健康的な食生活を支えてきた。コロナ共存3年目もなくてはならない商品として生き残れるか。白だし、小分けめんつゆが価値を高め、コロナ特需を超えたのが成功例。真価を伝える今期商戦が始まる。(吉岡勇樹)
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◆つゆ特集:21年市場、反動減も堅調 白だし、小分けめんつゆが特需超え
調味料 特集 2022.04.01つゆは、醤油やみりんに鰹節などの天然だしを用い、和食全般に使える、現代の基礎調味料として定着している。前期は前年の2桁成長から反動減に転じたものの、一昨年比で伸長。コロナ対策の内食増、調理疲れ、自衛を果たす健康的な食生活を支えてきた。コロナ共存3年目…続きを読む
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つゆ特集:クローズアップ=Mizkan 鍋提案強化 春夏こそ「エスニックしゃ…
調味料 特集 2022.04.01●「まぜつゆ」4袋に増量 Mizkanは2月から「〆まで美味しい エスニックしゃぶしゃぶスープ ベトナムフォー風ストレート」を発売し、春夏に向いた鍋提案を強めている。単体CMを投下し、既存鍋つゆも「サラダ鍋」を紹介する。夏の麺需要には専用の「まぜつ…続きを読む
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つゆ特集:乾麺動向=再評価で需要は高水準維持
麺類 特集 2022.04.01食品需給研究センターの乾麺類生産動向(小麦粉使用量)は、21年の乾麺合計19万0479t(前年比3.1%減)となり生産量は減少している結果が出た。ただし、19年の乾麺合計は18万6022tということで、コロナ禍以前の状況から2%弱伸びていることになる…続きを読む
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つゆ特集:ヤマキ 「割烹白だし」2年ぶりTVCM メニューの広がり訴求
調味料 特集 2022.04.01ヤマキは前3月期、カテゴリートップの「割烹白だし」を8年連続で2桁成長させた。内食需要が増えたことで成長が加速。4月からは2年ぶりにTVCMを投下し、使用量の増加とトライアル促進を目指す。 「白だし」の足元の状況についてトライアル、リピートとも増え…続きを読む
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つゆ特集:ヤマサ醤油 「饂飩気分」が好発進 「これ!うま!!つゆ」2桁成長
調味料 特集 2022.04.01ヤマサ醤油は昨年ヒットした個食うどん用本格・濃厚つゆを「饂飩(うどん)気分」に刷新し、配荷増の好スタートを切っている。フックにかけられる珍しい穴あき包装で多面展開。おつまみなどのアレンジメニューも提案する。主力の「昆布つゆ」はリニューアル発売。2桁成…続きを読む
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つゆ特集:にんべん 「ゴールド」大幅伸長 おすすめレシピ提案
調味料 特集 2022.04.01にんべんは前3月期、高付加価値の「ゴールド」シリーズが前年を大きく超えた。特にメーンの「つゆの素ゴールド」500mlは新規ユーザーも開拓し、前年比44%増と大幅伸長。主力の「つゆの素」1Lは20年の反動があったが、19年比では拡大している。 2月ま…続きを読む
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つゆ特集:キッコーマン食品 商品横断で涼麺提案 「具麺」に初CM
調味料 特集 2022.04.01キッコーマン食品は前3月期、堅調な売上げで着地したとみられる。「濃いだし本つゆ」「旨みひろがる香り白だし」「具麺」と商品横断で提案した、涼麺プロモーションが好評だった。主力の「本つゆ」は調理提案も浸透して順調。今期は小分けの「具麺」で初めてTVCMを…続きを読む
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つゆ特集:丸美屋食品工業 「明太クリーム」など1人前が人気 「牛すき麺」も好…
調味料 特集 2022.04.01丸美屋食品工業は具入りレトルトつゆ「かけうま麺用ソース」を展開し、「ジャージャー麺の素」を中心に好業績を築いている。前12月売上げは微増で前年の大幅増を維持。「明太クリーム麺」といった1人前×2回分が支持された。今期は全品をリニューアル発売し、新たな…続きを読む
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つゆ特集:エバラ食品工業 「プチッとうどん」初の具入り SNSでも食シーン
調味料 特集 2022.04.01エバラ食品工業は今春、好調の「プチッとうどん」から初の具入りタイプ「プチッとうどんプラス」を展開する。「プチッとうどん」は2016年の発売以降、リニューアルやTVCMを含めたプロモーションを強化し、導入率を高めてきた。20年度はコロナ禍も重なり大きく…続きを読む
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つゆ特集:テンヨ武田 「ビミサン」地域深耕で立て直し 営業体制、地域別に再編
調味料 特集 2022.04.01地元・山梨県や長野県などで高いシェアを誇る濃縮だしつゆ「ビミサン」シリーズをはじめ、カテゴリーのパイオニア「白だし」など、地域性や独自性豊かなラインアップを展開するテンヨ武田。ドレッシング類の伸長で業績は順調だが、つゆ類は大手との競合で苦戦が続き、立…続きを読む
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つゆ特集:日本丸天醤油 減塩とおいしさ両立 塩分50%カット
調味料 特集 2022.04.01日本丸天醤油は今季、塩分に配慮した「減塩だからおいしいつゆ」と爽やかな甘みが特徴の「瀬戸内柑橘めんつゆ」を発売した。圧倒的な減塩とおいしさを両立した健康訴求型と女性受けする風味の2品を加え、今季のつゆ商戦は前年並みを見込む。 「減塩だからおいしいつ…続きを読む
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つゆ特集:ヒガシマル醤油 だし感高め“ぶっかけ”訴求 6種のだしでうまみ
調味料 特集 2022.04.01ヒガシマル醤油は今春、「ぶっかけつゆ」PETシリーズを改良し夏つゆ商戦に挑む。そうめんつゆとうどんつゆの両品は、だし感を高めることで最後まできれいに飲み干したくなるうまみを実現、夏の健康・簡便麺提案で差別化を図る。 「ぶっかけそうめんつゆ」は199…続きを読む
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つゆ特集:創味食品 「創味のつゆ」減塩タイプ登場 開発に5年、高い評価
調味料 特集 2022.04.01創味食品は今春、看板商品「創味のつゆ」の塩分を30%カットした「創味のつゆ減塩タイプ」を発売した。減塩商品の持つイメージを覆したいと5年の歳月を掛けて開発し、「減塩なのにおいしい」を同品のキャッチコピーに掲げる。 濃縮つゆのトップメーカーとして、塩…続きを読む
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つゆ特集:盛田 「イチミツボシ」ブランド提案強化 地域活性化、徳島の魅力発信
調味料 特集 2022.04.01盛田は夏のつゆ商戦にイチミツボシブランドの提案を強化する。今季はめんつゆの新商品を発売せず、徳島県の加賀屋醤油が展開する地元に根付いたブランドの魅力を発信し、地域活性化も図る。 イチミツボシの「味一」シリーズは発売から40年以上のロングセラー商品で…続きを読む
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つゆ特集:マルトモ 「焙焼本かつおつゆ」枕崎産鰹節を使用
調味料 特集 2022.04.01●風味豊か、幅広いメニューに マルトモの前期のつゆ関連商品の売上げ実績は前年を上回り好調に推移した。コロナ禍による内食需要増や新商品の投入などの積極策が奏功した。 同社では、紙パック商品の「万能白だし」や「昆布かつおつゆ」「あごだしつゆ」、今春新…続きを読む