本格焼酎特集
日本酒造組合中央会がまとめた21年(1~12月)の本格焼酎課税移出数量は、37万4537klとなり前年の39万6383klと比べ5.5%減だった。原料別でみると「芋」が16万3769kl(構成比43.7%)で前年比7.4%減。「麦」は16万2420kl(同43.4%)で3.5%減。「コメ」は2万9569kl(同7.9%)で6.1%減。「そば」は7176kl(同1.9%)で6.1%減。以下、その他となる。(大屋良太)
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◆本格焼酎特集:業務用=待たれる回復 家庭用=“香り系”に注力
酒類 特集 2022.05.11◆業務用=待たれる回復 各社糸口探る 家庭用=裾野拡大へ“香り系”注力 日本酒造組合中央会がまとめた21年(1~12月)の本格焼酎課税移出数量は、37万4537klとなり前年の39万6383klと比べ5.5%減だった。原料別でみると「芋」が16万3…続きを読む
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本格焼酎特集:原料別動向=芋 産地支援が喫緊課題
酒類 特集 2022.05.11構成比が最も大きい芋製焼酎の21年課税移出数量は、前年比7.4%減の16万3769kl(構成比43.7%)だった。県別では、宮崎県が同9.1%減(9万5941kl)。鹿児島県は同3.8%減(6万3138kl)だった。特に宮崎県での減少幅が目立つことで…続きを読む
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本格焼酎特集:原料別動向=麦 構成比で「芋」に迫る
酒類 特集 2022.05.11麦製焼酎の21年実績は、前年比3.5%減の16万2420kl(構成比43.4%)だった。主産地の大分県は8万2298kl(4.0%減)。福岡県は3万4498kl(3.4%減)だった。今回の実績で、麦製焼酎で最も特徴的だったのが原料別構成比だ。最も大き…続きを読む
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本格焼酎特集:原料別動向=コメ 米国向けで動き活発
酒類 特集 2022.05.11コメ製焼酎の21年課税移出数量は、前年比6.1%減で2万9569kl(構成比7.9%)だった。最大産地である熊本県では、1万632klで前年比3.5%減となり減少率は昨年並みだった。 球磨焼酎酒造組合では、「#クマトニ」を今後定番の飲み方として育て…続きを読む
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本格焼酎特集:原料別動向=そば 原料で個性引き出す
酒類 特集 2022.05.11そば製焼酎の21年実績は、前年比6.1%減の7176kl(構成比1.9%)となった。主産地で見ると宮崎県で同6.7%減の4937kl、福岡県で同4.0%減の1982klだった。 昨年4%台の減少幅は、今回さらに大きく、これにはトップブランド「雲海」…続きを読む
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本格焼酎特集:原料別動向=その他 黒糖焼酎でワーキングループ稼働
酒類 特集 2022.05.11酒かす、ごま・黒糖といった主要4原料以外の本格焼酎は、21年実績で前年の1万2079klに比べ3.9%減の1万1603kl(構成比3.1%)となった。減少幅自体は、20年実績に比べ小さくなっている。 ごま製焼酎を展開する紅乙女酒造では、「紅乙女 S…続きを読む
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本格焼酎特集:霧島酒造 「黒ッキリボール」訴求
酒類 特集 2022.05.11霧島酒造の2021年度実績では、家庭需要の拡大で紙パック製品はコロナ禍前を上回った。一方で、業務用がメーンとなる瓶製品は他社同様苦戦した。 販促では、20年秋に好評だった、「黒霧島」(25度1800ml)パックのバンドル販売を、夏と秋の2回、エリア…続きを読む
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本格焼酎特集:三和酒類 Web情報発信に注力
酒類 特集 2022.05.11三和酒類は、前期の動向として巣ごもり需要で紙パック、PETボトル(カップ)といった形態が一定支持されたという。スリムパックについては、若年層などの新規ユーザーの受け皿になってきたとみている。飲食店含め業務用は、他社同様先行きが見えない状況。 一方で…続きを読む
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本格焼酎特集:雲海酒造 「木挽BLUE」が好調
酒類 特集 2022.05.11雲海酒造の前期(20年10月~21年9月)では、基幹商品「木挽BLUE」が引き続き好調に推移し実績をけん引した。特に家庭用市場で、コロナ禍による家飲み需要の高まりから、大型容器(パック、PET)の動きがよかった。結果的に芋、そば、麦の焼酎それぞれが前…続きを読む
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本格焼酎特集:薩摩酒造 癒やし系商品に手応え
酒類 特集 2022.05.11薩摩酒造が、今手応えを感じてる高付加価値型商品は「1日の終わりに、眠りを誘うほど心を解きほぐす癒やしのお酒」をキーワードとするSLEEPYシリーズ。昨年は、「SLEEPY OWL」に次ぐ第2弾商品として、本格芋焼酎を22年長期熟成させた「SLEEPY…続きを読む
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本格焼酎特集:宝酒造 全量芋焼酎2本を柱に
酒類 特集 2022.05.11宝酒造の22年3月期(21年4月~22年3月)における本格焼酎の販売数量は5030klで、前年比13%減だった。同社の本格焼酎は業務用のウエートが高く、コロナ禍で、まん延防止等重点措置の期間中などは、販売数量に大きな影響があった。 今期は、高付加価…続きを読む
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本格焼酎特集:高橋酒造 「白岳KAORU」拡販
酒類 特集 2022.05.11高橋酒造の商品の中で、配荷率、認知率ともにナンバーワンの地位を築いているのが「白岳 しろ」。上品な香りと軽やかな口当たり、すっきりとした味わいが特徴だという。ロックや水割り、ハイボールのほか、ウーロン茶やトマトジュースで割る飲み方も提案している。同品…続きを読む
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本格焼酎特集:浜田酒造 「だいやめ」勢い根強く
酒類 特集 2022.05.11浜田酒造は、市場全体に対する所感として、パックを中心とした家庭用の需要は落ち着き始めたとみている。全国的に広がるサツマイモの基腐病は、他社含め芋焼酎を扱うメーカーへの影響が大きいのが現状。決定的な対処法は確立されておらず、芋焼酎市場にとって、非常に大…続きを読む
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本格焼酎特集:本坊酒造 「あらわざ桜島」が堅調
酒類 特集 2022.05.11本坊酒造では、市場全体動向に関して前期(2020年7月~21年6月)の実績で、特許製法「磨き蒸留」で仕上げた本格芋焼酎「あらわざ桜島」が特に堅調に推移した。「磨き蒸留」では、蒸留中のもろみに空気をまんべんなくいきわたらせ対流を発生させることで、釜内部…続きを読む
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本格焼酎特集:紅乙女酒造 「紅乙女STANDARD」韓国で人気に
酒類 特集 2022.05.11紅乙女酒造の2021年実績をみると、20年ほどではないが家庭向け紙パック商品中心に堅調に推移した。ただ特に夏季シーズンには、家計を考え酒そのものの買い控えをする動きもあったのではと分析する。 ごま焼酎「紅乙女 STANDARD」では、漫画家の江口寿…続きを読む
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本格焼酎特集:小正醸造 “香り系”焼酎に高い支持
酒類 特集 2022.05.11小正醸造では、昨年8月に小正倫久社長が就任し新体制でスタートを切った。昨年12月には社内アンケートを実施。従業員の声を事業運営で生かすため、さまざまな施策に取り組んでいる。部門の壁を取り払って設置した委員会制度はその一例。個々人の能力をさらに引き出し…続きを読む
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本格焼酎特集:アサヒビール 単一芋品種100%を展開
酒類 特集 2022.05.11アサヒビールは、単一芋品種を100%使用した本格芋焼酎「さつま司」の提案に力を入れる。22年1月から単一芋品種だけを使った本格芋焼酎として一新し発売。4品種を展開し、サツマイモ本来の味わいや特徴などを打ち出し、消費者へ本格芋焼酎の新たな選択肢を提案す…続きを読む
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本格焼酎特集:バイヤーインタビュー=イオン九州・緒方徹也氏 GMS売場での企…
酒類 特集 2022.05.11◇イオン九州 食品商品本部グロサリー商品部リカー・ギフト担当 緒方徹也氏 各県ごとに人気商品の傾向が異なる本格焼酎。コロナ禍で家庭用が堅調という状況で、イオン九州食品商品本部グロサリー商品部リカー・ギフト担当の緒方徹也氏に売れ行きなどについて聞いた…続きを読む
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本格焼酎特集:大和一酒造元 地域色が光る、熊本の牛乳焼酎
酒類 特集 2022.05.11大和一酒造元は、製法特許を取得する「牛乳焼酎 牧場の夢」=写真=を取り扱っている。牛乳焼酎の誕生は20年以上前にさかのぼる。同造元は、当時から温泉焼酎を展開していた。きっかけは同社に届いた1通の手紙。焼酎を牛乳で割って飲むのが好きな顧客からのものだっ…続きを読む