和食特集2023
「和食=日本人の伝統的な食文化」が2013年12月4日、ユネスコの無形文化遺産に登録されて10年たった。人口減と超高齢化、無資源国の低成長で食料供給が危ぶまれ、食料自給率も低迷。遺産登録によって、世界一の寿命を実現する健康価値、食材を使い切る持続性が国内外で広く知られるようになった。(吉岡勇樹)
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◆和食特集:遺産登録10周年 持続促進
総合 2023.12.13「和食=日本人の伝統的な食文化」が2013年12月4日、ユネスコの無形文化遺産に登録されて10年たった。人口減と超高齢化、無資源国の低成長で食料供給が危ぶまれ、食料自給率も低迷。遺産登録によって、世界一の寿命を実現する健康価値、食材を使い切る持続性が…続きを読む
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和食特集:農林水産省 多彩なイベントやキャンペーンなど展開
総合 2023.12.13「和食=日本人の伝統的な食文化」がユネスコ無形文化遺産に登録されてから今月4日で10周年を迎えた中、食文化の保護・継承を担う農林水産省では和食文化の普及イベントを各地で開催するなど、活動を活発化している。集中的な取り組みによって食文化振興のフロンティ…続きを読む
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和食特集:和食文化国民会議 だし給食1万5119校に 通年活動も進化
総合 2023.12.13和食文化国民会議は全国の小中学校へ働き掛けてだしが感じられる給食を提供してもらう取り組みの実施校を11月、前年比5.3%増の1万5119に伸ばした。今年は中学校の参加を同15.7%増の2730と大幅に増やした。通年の活動も進化して、10月には皇居外苑…続きを読む
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和食特集:キッコーマン 料理人意見交換会「和食の魅力」 伝承者増やす
味噌・醤油 2023.12.13キッコーマンは人気料理人のパネルディスカッションを行い、和食文化の伝承者を増やした。ユネスコの遺産登録の10周年を記念し、13年以来5回目となる、「和食の魅力」と題した交換会、料理講習会を開催。和食の健康価値、文化、調理技術が世界に浸透し、和食が進化…続きを読む
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和食特集:日本米の輸出量増加 円安・外食・欧米不作など追い風
農産加工 2023.12.13日本米の海外輸出量が順調に増加している。財務省貿易統計によると、22年総輸出量は2万8928tとなり、前年比27%増の伸長となった。今年9月末まででも2万6188tに上り、さらに同32%増加している。円安の追い風に加え、メーンユーザーの外食産業がコロ…続きを読む
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和食特集:コメ=全米輸 認定品目団体として活動
農産加工 2023.12.13コメとコメ関連食品の世界市場開拓にオールジャパンで取り組む全日本コメ・コメ関連食品輸出促進協議会(全米輸)は昨年、農林水産省から「農林水産物・食品輸出促進団体(認定品目団体)」と認定されたことを機に、販売戦略や現地ニーズの把握、産地育成などで課題や取…続きを読む
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和食特集:コメ=神明 グループ総力で輸出拡大
農産加工 2023.12.13コメ卸最大手の神明は、日本産米海外輸出に関しても業界トップレベルのシェア25%以上で、22年は前年比23.2%増の7607tを輸出。今年の10月末現在の数字で、前年比27.1%増(1029t)の5023tに上っている。 輸出相手国は30ヵ国で、香港…続きを読む
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和食特集:コメ=木徳神糧 米国向け輸出量が伸びる
農産加工 2023.12.13有力コメ卸・木徳神糧は、海外ビジネスにもいち早く取組み、タイや中国、ベトナムに現地拠点を設置し、輸出と日本にない特徴のある海外のコメの国内販売、海外で生産したコメの第三国販売など、多様な切り口で展開している。 今年の日本米年間輸出量は、シンガポール…続きを読む
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和食特集:コメ=幸南食糧 冷凍米飯にもチャレンジ
農産加工 2023.12.13関西の有力米穀企業・幸南食糧は海外マーケットにもチャレンジし、専門部署を立ち上げている。日本米海外輸出に加え、家庭用炊飯器が普及しない国に向けて、自社工場で製造するレトルトのパックご飯を展開。1月に製造ラインを完成させた冷凍米飯も加わり、3本柱で月間…続きを読む
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和食特集:コメ=千田みずほ シンガポール精米工場、ハラール認証取得
農産加工 2023.12.13千田みずほは、グループで展開する炊飯事業で培ったノウハウを生かし、実需者目線に立って着実に輸出先や輸出量を拡大してきた。販売先はシンガポールや中国に向けてが中心だが、販売量や問い合わせ件数が増加している。 中でもシンガポールで15年、同じ志を持つ生…続きを読む
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和食特集:コメ=群馬製粉 ANUGA展示会で好評
農産加工 2023.12.13群馬製粉は海外にも日本産米粉の市場を求め、18年から輸出を開始し、コロナ禍の自粛を経て昨年から普及活動を再開。目下、台湾と香港、イタリア、フランス、ドイツの5ヵ国に輸出している。 大型展示会では昨年、フランス「SIAL Paris」に続き10月、ド…続きを読む
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和食特集:関連メーカー=フジッコ 食育など多彩な啓発活動
農産加工 2023.12.13フジッコは和食文化の継承へ、親子対象の食育イベントや小学校への出前授業、黒豆奉納式の実施など、多彩な啓発活動を推進している。 今回、初の取り組みとして、和食文化の継承と黒豆の魅力の発信を目的に、丹波黒黒豆奉納実行委員会や老舗豆類卸小売業者の小田垣商…続きを読む
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和食特集:関連メーカー=ヤマサ蒲鉾 「おもてなしシリーズ」新味でパワーアップ
水産加工 2023.12.13ヤマサ蒲鉾は23年、既存商品のブラッシュアップで売上拡大を図った。消費者の要望に応えて期間限定で発売した、カニ風味かまぼこ「めっちゃかにやん」の原点ともいえる「おもてなし」シリーズは9年目を迎え、新商品を加えてパワーアップ。“確かな品質 確かなうまさ…続きを読む
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和食特集:関連メーカー=三幸 年末商材は「和」イメージ
惣菜・中食 2023.12.13三幸は、年の瀬のご飯や日本酒のお供に人気の年末商品「華金トレー」シリーズ=写真=に力を入れる。日本らしい着物の帯をイメージした華やかなデザインの容器が特徴の商品群。商品ごとに配色の異なる表ラベルも売場で目を引く。今期は新商品として「いかの塩だれ」「ア…続きを読む
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和食特集:関連メーカー=一正蒲鉾 「純」シリーズを拡販 再エネ工場国産を訴求
水産加工 2023.12.13一正蒲鉾は24年正月のおせち商戦を、“純国産100%”を訴求する「純」シリーズの拡販などを軸に展開する。商戦の提案テーマは、(1)SDGsへの取り組みとして再生可能エネルギー由来の電力100%の工場生産(聖籠・山木戸工場)であること(2)売場の高付加…続きを読む
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和食特集:関連メーカー=カタギ食品 毎日「ごま食文化」発展へ
農産加工 2023.12.13かどや製油グループのカタギ食品は、家庭用市場を中心に有機ごま、金ごま、セサミン高含有品種を使った「セサミンリッチ」などの原料特徴のある商品や、多様な形態の練りごま商品を強みとする老舗メーカー。食品ごま市場トップシェアメーカーとして、市場の拡大と活性化…続きを読む
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和食特集:関連メーカー=マルコメ 液状、FD顆粒定着進む
味噌・醤油 2023.12.13「一汁三菜」の「汁」を代表する味噌汁。味噌のトップメーカー、マルコメは「“一汁完結型”の具だくさん味噌汁がメニューとして広まるなど、和食カテゴリーもメニューの多様化や簡便・時短調理が進んでいる」ことから、こうした志向に応えて伸長著しい液状の「液みそ」…続きを読む