新春特集第1部

新春特集第1部:重大トレンド解説2026=工場・設備投資 高水準も先行き不透明

特集 総合 2026.01.01 13051号 10面
食品産業の設備投資DI(通年見通し)

食品産業の設備投資DI(通年見通し)

工場建設でのコスト増と納期延期が25年は深刻に

工場建設でのコスト増と納期延期が25年は深刻に

 日本の食品産業は、慢性的な人材不足と原材料費や人件費の上昇、さらには簡便性や利便性、時短などの消費者ニーズの変化という構造的な課題に囲まれている。このような状況下で、人力による製造・流通体制はコスト高と人材確保が困難になりつつある。加えて、食品業界の工場や設備は更新の時期を迎えているものが多い。世界の食品市場の拡大や安全・衛生基準の厳格化、環境やサステナビリティへの対応の必要性から、新たな設備や技術の導入が求められる。新工場建設はこれらへの対応として有力な手段だが、建設コス

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