財務省が6月に発表した最新の塩需給実績によると、23年度に小売店などを通じて販売された塩(特殊用塩、特殊製法塩を含む)は15万5000t(前年比3.1%減)だった。20年度に前年比2桁減と大きく落ち込んだ後も微減が続いている。 コロナ禍で加速した健…続きを読む
人口減少や健康ブームに伴う消費量減少に歯止めが利かない塩業界では、製造コストの増大と市場の縮小に苦心している。24年は全国的な梅の不作による影響を受け、生活用塩の大幅な売上げ減が各社で見込まれている。食生活の変化や生活習慣病対策による減塩志向が定着し…続きを読む
●イラン発「ペルシアンパニール」クリームチーズ安定供給 数千年以上前に芽生えた中近東のチーズが、日本市場へ向けてPRを続けている。西亜は、イラン産の「ペルシアンパニール」など、ゲラ社ブランドのクリームチーズを中心に市場展開を進める。これまで輸入門戸…続きを読む
●ブルガリア発・シレネ 国民食「スノーチーズ」広める バルカン地方に古くから伝わるチーズ・シレネ。ブルガリア産チーズなどの輸入販売を手掛ける開門は、同国の伝統的食材であるシレネの日本普及を進めている。手でほろほろと砕け、雪のように真っ白な「スノーチ…続きを読む
海外から新たなチーズが日本に熱視線を送っている。各国で伝統的な食材として古くから食されてきたチーズは多く、日本国内ではまだその認知が行き届いていない製品も多い。中東と東欧から、日本市場進出へ動く2品を紹介する。(小澤弘教)
富良野チーズ工房はバター、アイス、チーズなどの手づくり体験会を開催している。富良野チーズ工房では、ガラス越しに白カビ軟質チーズの「セピア」など富良野産の生乳を使用した「ふらのチーズ」の製造工程の見学が可能。さらにパネル展示などで乳製品の文化・歴史を紹…続きを読む
北海道美瑛町の美瑛ファームは、フランスでコンテチーズの生産に生乳を使うモンベリアード種を含めた、4種の乳牛を放牧酪農で飼育している。美瑛ファームで作られる「フロマージュ・ド・美瑛」はフランスのコンテ地方の製法を取り入れたハードチーズで、2年連続で日本…続きを読む
国産ナチュラルチーズの世界的な評価が高まっている。国際的なチーズコンテスト「World Cheese Awards」では2022年に18品、23年に22品が受賞。そのうちの多くは牧場に併設されたチーズ工房などが独自の創意・工夫を経て製造している。さら…続きを読む
伊藤ハムが輸入販売するベル社チーズの前年実績(23年1~12月)は、価格改定・容量変更の影響に加え、増量販促の減少もあり、金額ベースで前年比7.0%減、重量ベースで同18.5%減と前年割れとなった。 金額ベースで構成比80%超を占める主力のキリシリ…続きを読む
ヨシダコーポレーションの前期(24年3月期)は物量が減少したものの、売上げは過去最高を記録した。上期は値上げや猛暑などの影響で伸び悩んだが、下期はマイナス分を取り戻すため営業活動に一層力を入れた。それが奏功し後半は金額、物量とも好調に推移した。 特…続きを読む