●新商品の開発・提案へ よし井の23年9月期は利益改善に努める一年となった。おおむね期初見通し通りの推移をたどり、吉井雅之社長は「売上げは多少満足に欠けるものとなったが、その他の部分は目標としていた水準に達した」と話す。また、数年をかけ行ってきた商…続きを読む
●アソートなどコラボも 巽製粉は1877年の創業で、製粉事業(現在は製粉事業から撤退)から始まり、現在は三輪地区で製パン・製麺事業を手掛けている。ギフトに強みを持っていたが、消費者ニーズの変化に伴い、「内麦(国産小麦粉)を重視」「便利な個包装ギフト…続きを読む
●9年目の色撫子が好評 池利は今年で174年目を迎える三輪地区大手の手延べ麺老舗企業で、三輪組合からの購入および自社工場で生産したそうめんを販売している。また、池田利一会長は奈良県三輪素麺販売協議会会長でもあり業界の発展に努めている。また、GIマー…続きを読む
●業務用提案で商機探る マル勝高田商店は「伝統とは守ることではなく、挑み続けること」を理念に時代ごとの人々の食生活、志向に応え、四季を通じ楽しめる商品開発やメニューの提案に挑戦してきた。そうめんの新たな価値を創造する「市場改革」、技術・品質のさらな…続きを読む
●「みわのにじ」など多彩 三輪そうめん小西は1905年(明治38年)創業の老舗企業。24年12月期の業績見通しは前年並みを予想する。従来の需要家にとどまらず新規ファンの獲得へまい進し、創業120周年を目指す。扱いメーンのギフト向けだけではなく、単品…続きを読む
三輪そうめんの有力販売業者らにより03年に設立された奈良県三輪素麺販売協議会は、自主基準の制定や監視委員会の設置、厳格な品質管理などの施策で、三輪手延そうめんブランドの信頼性・品質の向上に努めてきた。現在も常に5年先、10年先の三輪そうめんのあるべき…続きを読む
奈良県三輪素麺工業協同組合の小西幸夫理事長は地域一丸となった三輪そうめんの認知拡大に一定の手応えを感じている。市や金融機関のバックアップなど産・官・金が一体となった協力体制もいよいよ深化の度合いが強まり、生産面でも三輪地区全体が未来を見据え、増産体制…続きを読む
●新たなユーザー獲得へ 菅哉物産は「揖保乃糸」のギフト商品を中心に扱う大手企業で、同ブランドの製麺、単品加工、販売のすべてを行う企業は播州で珍しい。三位一体の総合力をベースに一味違った商品を企画し、新たな購買層の開拓を進めている。同時に、業界に先駆…続きを読む
●「小神」は認知度拡大中 イトメンは播州地区で即席麺、乾麺、手延べ麺をすべて製造する唯一の総合麺メーカーであるとともに、同地区最大の手延べ麺生産量を誇る。直販を主体に、そうめんのほか手延べラーメンなど多くの秀でた商品を扱っている。24年3月期の手延…続きを読む
●揖保乃糸の価値訴求も 喜多村は揖保乃糸の「黒帯(特級)」「三神」「縒つむぎ」などのギフトを主体に業容を展開しており、単品は全体の5%ほど。1925年に揖保乃糸を百貨店の中元ギフトとして初めて販売したのは同社で、手延べそうめんのギフト市場の先駆者で…続きを読む