フランスの食品展示会で「Mochi」に注目が集まる(群馬製粉ブース)
日本米の輸出が活発化している。背景に、円安の進行で価格メリットが打ち出せるようになったことに加え、海外のコロナ規制緩和による経済活動の本格化、海外渡航が再開し、直接商談が可能になったこと、寿司や和食用として欧米中心に普及する、カリフォルニア産「カルローズ」の不作による代替需要などがある。その結果、今年のコメやパックご飯、米粉(製品も含む)輸出量が9月、前年比27%増の2万0527tに達し、輸出企業は「市場定着に向けた千載一遇のチャンス」と声を揃える。(佐藤路登世)