コメビジネス最前線特集2024

コメビジネス最前線特集:米粉=拡大へ生産体制整備 農水省、多様な施策で支援

農産加工 2024.04.10 12742号 08面

「AKOMEYA TOKYO in la kagu」で期間限定設置された米粉特設コーナー

「AKOMEYA TOKYO in la kagu」で期間限定設置された米粉特設コーナー

コメニのメンバー。前列左端が発案者で課長代理の鈴木憲和副大臣。中島絵里子課長は右から4人目

コメニのメンバー。前列左端が発案者で課長代理の鈴木憲和副大臣。中島絵里子課長は右から4人目

 国産米粉の市場が順調に拡大している。栃木の波里が2月、本社工場隣接地に新工場を新設し、国内最大規模の生産体制を敷いた。埼玉のみたけ食品工業と併せ、関東圏に大規模生産工場が2ヵ所揃い、将来的な米粉の需要拡大に備える生産体制が整った。
 背景に農林水産省は、23年度米粉利用拡大に向けた総額140億円にのぼる支援対策事業を実施。製粉から最終製品の製造に至るまでの米粉関連事業者は全国で92ヵ所(23年12月現在)に上り、米粉を使った商品が多く見られるようにな

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     コメへの関心の高まりが、ここへきて需要に結びついてきた。さまざまなデータから、減少を続けた家庭用需要に歯止めが掛かってきている。これに業務用の復活も重なり、有力コメ卸の販売量が増加している。(佐藤路登世)

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