Hard&Soft新春特集

機械・資材・IT 2021.01.20
Hard&Soft新春特集

 ●2020年集大成 機械サプライヤー業界動向
 2021年の元旦は天候に恵まれ、各所で初日の出を拝むことができた。コロナ禍で人々の心が沈む中、新しい年のはじまりに輝く太陽から大きなエネルギーをもらった人も多かったのではないだろうか。
 20年の食品機械・資材、IT、副資材業界は、ユーザーである食品業界に向け、おいしさの向上はもちろん、人手不足を解決するための省人化や効率化、HACCP義務化に対応した安全衛生への対応、品質や歩留まりの向上、機能性や保存性のアップ、環境負荷削減に加え、新型コロナウイルス感染症への対策など、課題解決に向けさまざまな提案を行ってきた。2020年の集大成として機械新春号「Hard&Soft」としてサプライヤー業界の動向をまとめた。
 今回の新春号では、ITを活用した業務効率化事例や冷凍・鮮度保持機器の最新情報、容器包装3R、精米関連機器などについて紹介する。食品の鮮度保持には欠かせない脱酸素剤・アルコール蒸散剤、食品の付加価値を向上させる香料や添加物についても報じる。日本包装技術協会が主催する「日本パッケージングコンテスト」や、日本食糧新聞主催の「日食優秀食品機械・資材・素材賞」の受賞製品も紹介する。また、2021年に行われる見本市・展示会カレンダーも掲載する。
 コロナ禍で外食産業や旅行業界、イベント・娯楽施設などは政府の二転三転する政策転換の影響や、三密を避けるため利用者が大幅に縮小するなど、業務に支障をきたしている業界もある。そのような状況下でもサプライヤーとともに知恵を絞り、従来にはない新しい事業を創出する企業もある。ぜひサプライヤー業界の最新動向を今後の参考にしてもらい、前途を照らす光明としていきたいと願う。
 (江端哲也、涌井実)