オレンジやリンゴ、ブドウなど幅広いフレーバーを抱える果実飲料は近年、健康感やおいしさなど果実(果物)そのものへの価値の見直しを受ける形で、堅調な需要を獲得。直近22、23年は生産量・販売金額ともに回復・拡大基調に入った。一方、オレンジをはじめとする原…続きを読む
野菜飲料市場は、近年、微減が続いたが、23年後半から回復基調(金額ベース)へ向かっている。これをけん引したのがトマトジュースだ。トマトやリコピンへの健康期待や美容ニーズなどから、新規ユーザーを獲得し、好調が続く。この「トマトジュース」に続くべく、大手…続きを読む
野菜・果実(果汁)飲料市場とも厳しい市場環境の中にある。原材料費や輸送費、包材費、エネルギー費などのコスト高騰に加え、進む円安などに対応すべく、各社は価格改定の断行や需要を喚起させる取り組みに注力する。一方で、人流回復や夏の長期化と言える平均気温の高…続きを読む
●機能性小麦粉「ZOO」 ◇冷凍・冷蔵耐性の強化 冷凍耐性があり、緩慢冷凍でも冷凍障害を受けにくい。冷蔵耐性もあるので、冷蔵ショーケースなどに陳列する商品の劣化を防ぐ。 ◇吸水・保水の最適化 水和時間を短縮し、作業負担軽減に寄与する。高加水の…続きを読む
「リテールサポートカンパニー」を標榜し、小麦のプロフェッショナルとして2次加工者の課題に寄り添う取り組みにも力を注いでいる。小麦粉に関わるサポートはもちろんのこと、生産性向上、人材不足対策、売上げ改善など経営全般に対する相談にも応じ、顧客との信頼関係…続きを読む
当社は2024年3月をもって創業100周年を迎えた。これもひとえに、長い道のりをともに歩んでくださった皆さまの支えがあったからこそ。あらためて心からの感謝を伝えたい。 前身の「小田象商店」が産声を上げたのは1924年。創業者である小田象一が雑貨や塩…続きを読む
岡山県産業の中核を担う倉敷市の水島臨海工業地帯に本社を構え、主要食糧である小麦粉の安定供給に貢献してきた小田象製粉。創業100周年となる今年は「小麦の無限の可能性を追求する」というコーポレートメッセージをさらに強化するべく、独自に展開する機能性小麦粉…続きを読む
味噌のもう一つの主原料である米穀も、値上がりと量の確保が課題である。 ミニマム・アクセス(MA)米は供給・価格ともに厳しい状況が続くとされる。令和6(24)年1~3月長期販売の価格は、アメリカ米が1t当たり16万6200円(前回より7600円の上昇…続きを読む
消費者庁が策定した「食品添加物の不使用表示ガイドライン」により、「無添加」「不使用」などの食品表示に関する規制が設けられた。「無添加」を付加価値の一つにしてきた味噌業界でも対応が求められており、各社は、「無添加」に代わる新たな価値創造に向けて動き出し…続きを読む
四国4県の中で最も味噌生産量の多い徳島県。平安時代以前から大豆栽培や製塩が盛んであったため味噌造りが発展し、徳島藩主の蜂須賀家政公に御膳に供された「御膳味噌」は今も地域の食卓で親しまれる。同県の味噌市場をけん引するかねこみそとヤマク食品も、こだわりの…続きを読む