全国小売流通特集

全国小売流通特集:ドラッグストア業界動向=大型化の流れは継続 フード需要の獲得進む

小売 2022.07.30 12442号 28面
郊外型大型店を多く手掛けるウエルシアホールディングスのウエルシア薬局(写真は茨城県牛久市の牛久神谷店)

郊外型大型店を多く手掛けるウエルシアホールディングスのウエルシア薬局(写真は茨城県牛久市の牛久神谷店)

クスリのアオキホールディングスは22年5月期決算で粗利益率が2.1ポイントと大きく低下した(写真は茨城県かすみがうら市のクスリのアオキ稲吉店)

クスリのアオキホールディングスは22年5月期決算で粗利益率が2.1ポイントと大きく低下した(写真は茨城県かすみがうら市のクスリのアオキ稲吉店)

コスモス薬品は22年5月期決算で販管費率が0.7ポイント上昇した(写真は茨城県水戸市のディスカウントドラッグコスモス上水戸店)

コスモス薬品は22年5月期決算で販管費率が0.7ポイント上昇した(写真は茨城県水戸市のディスカウントドラッグコスモス上水戸店)

ツルハホールディングスの販管費率の上昇は1.5ポイント(22年5月期決算)と主要チェーンの中で最も大きい(写真は茨城県水戸市のツルハドラッグ水戸堀町店)

ツルハホールディングスの販管費率の上昇は1.5ポイント(22年5月期決算)と主要チェーンの中で最も大きい(写真は茨城県水戸市のツルハドラッグ水戸堀町店)

 ◆過去5年で最も高い伸び、総売上高6.3%増 狭小商圏の業態間競争で優位に
 日本チェーンドラッグストア協会(JACDS)の発表によると、2021年度ドラッグストア全体の総売上高は8兆5808億円(前年比6.3%増)に達し、過去5年で最も高い伸び率となった。コロナ禍によって新たな需要が開拓され、調剤応需の拡大も堅調に推移している。全体店舗数は2万1725店舗。昨年度と比較して441店舗増(2.0%増)と、一昨年度の653店舗増(3.1%増)からは減少。昨年度実績では、150

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